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プロメテウス(2012年)

プロメテウス(2012年)

西暦2093年。地球外の惑星に人類の起源となる生物と思われる「エンジニア」が存在した可能性があり、宇宙船プロメテウス号に乗った科学者たち17人がその惑星に降り立った。地下洞窟内には建造物とエンジニアの遺体があり、遺体の一部から採取したDNAが人間と全く同じとわかる。一方、科学者が2人が隊と別行動してはぐれてしまい、洞窟の中で夜を明かすことに。しかし、水中から登場したヘビのような異生物に2人は襲われてしまう。

思った以上にホラー度が高く、登場する異生物は、はっきり言って気持ち悪かった。人間との友好も交流も何もあったもんじゃなく、食うか食われるか、やるかやられるかの攻防のみ。劇場でIMAX 3Dで観たが、リアルすぎて気持ち悪さが更に増幅されてしまった。ヘビ的な異生物は人間の腕を折る力を持ち、口から体内に入り込む。エンジニアは肌がグレーで身長2メートルオーバーと思われる巨体で、腕力もハンパなく強い。

監督はリドリー・スコット。主人公の女科学者エリザベス・ショウをノオミ・ラパス(「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」など)、出資元ウェイランド社の女社員メレディスをシャーリーズ・セロンが演じている。ほかは、ショウの恋人の科学者やプロメテウス号の船長など。そして、アンドロイドのデイヴィッドをマイケル・ファスペンダー。「エイリアン」シリーズの前日譚という噂は公開前から飛び交っていたが、それはラストで明確になり、続編が作れるような幕引きをしている。リドリー・スコットは、前日譚でもあり、また別の物語に展開していく可能性もある、とも言っている。

「エイリアン」、特に一作目を観た上で臨むと、いろいろ楽しめる。そういえば、ノオミ・ラパスはどことなく当時のシガニー・ウィーバーの面影がある。宇宙船の乗組員が全員死んでしまい、女性ひとりだけが生き残るところも、一作目を彷彿とさせる。一作目では誤作動を起こし、二作目ではそこそこ貢献したアンドロイドだが、今回のデヴィッドは、社長のウェイランドに忠実である一方、ショウのサポートもしていて、誤作動ではないがどちらの要素も備えている。

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