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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(ネタバレあり)

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(ネタバレあり)

ニューヨークでは、得体の知れない何者かによって街が破壊される事件が頻発していた。魔法動物学者ニュート・スキャマンダーは、船でニューヨークに到着。しかし、彼のスーツケースから魔法動物たちが逃げ出してしまい、融資を受けるために銀行に来ていた「マグル(一般人)」のジェイコブとスーツケースを取り違えてしまう。

一連の様子を見ていたアメリカ魔法議会の元職員ティナは、ジェイコブの記憶を消し損ねたニュートを魔法議会に連れて行くが、解任されているティナの言うことは取り合ってもらえない。ティナは妹クイニーと共にニュートとジェイコブを庇うことになり、逃げた魔法動物を捕まえるべく奔走する。

ハリー・ポッター』シリーズのスピンオフ作品だが、時系列順ではかなり前になる。『』は現代のイギリスが舞台だったが、今回は1920年代らしい(劇中、ジェイコブが融資を受ける際に1924年に出兵したことがあると言ったのが唯一確かな年代で、恐らくその数年後と思われる)。

シリーズを全く見ていなくても楽しめるようになってはいるが、ニュートが魔法議会で尋問された際、ホグワーツ魔法魔術学校を退学になっていることや、ダンブルドアがニュートを庇ったことなどが語られている。もしかすると、他にも小ネタが散りばめられていたかもしれない。

ニュートは、。天才であり凛々しくもあるがどこか抜けているというキャラクターを演じている。基本的にいつも笑みを浮かべていて、少なくともこの作品では感情をむきだしにはせずん飄々としている。ティナやクイニーは、あまり他の役に染まっていない人が演じ、ジェイコブ役の人はもともとコメディアンとのこと。

ニュートを尋問する魔法議会のグレイブスを、コリン・ファレルが演じている。既にニュースが流れているが、も出番はわずかだが重要な役で出演。監督は、『ハリー・ポッター』シリーズで4作品を監督したデヴィッド・イェーツ。脚本は、原作者のJ.K.ローリングがはじめて自ら手がけている。

全5部作になるとのことで、次作は舞台が別の国、別の都市になるかもしれない。『ハリー・ポッター』シリーズとは80年の開きがあるとはいえ、関連が小出しで描かれるかもしれない、という期待感もある。

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