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ターミネーター2(1991)

ターミネーター2(1991)

前作から10年後、1994年のロサンゼルス。10年前のサラ・コナーとターミネーターの死闘はなかったことのようにされ、サラは警察病院行き、カイルとの間に生まれた息子ジョンは養父母に育てられていた。

未来から、2体のターミネーターが送り込まれる。最新型T-1000はジョン抹殺を目論み、間一髪のところでジョンを救ったのは、前作ではサラとカイルを追い詰めたT-800型だった。今回のT-800は、人類を守るよう未来のジョンによって再プログラムされていた。T-800とジョンはサラを病院から連れ出し、スカイネットの開発を阻止しようとする。

シリーズ第2作にして、今なおシリーズ最高傑作の呼び声が高い。当時はまだ珍しかったCGを大胆に導入し、成功しているからだ。T-1000は液体金属ボディで、変形が可能なのと、銃で打たれても一時的に弾痕が残るだけですぐ修復してしまう。ココにCGをつぎ込んだのだ。警察病院でサラたちを追うT-1000は、体を変形させて鉄格子を通り抜けようとするのだが、手にしていた拳銃が引っ掛かるという細かい描写もあった。

もちろん、ストーリーも見事。前作では生まれていなかったジョンが、必ずしも幸せではない状態で登場。実母サラの言うことを当初信じてはいなかったが、2体のターミネーターによって状況を悟る。T-800は子供のジョンの指示に忠実で、自分より能力が上とわかっているT-1000に対しても、ジョンを守るという使命を果たすためにひるまず立ち向かう。

サラも成長した。お世辞にも美人とは言えない風貌で、前作では平凡な若い女性でしかなかった。なぜヒロインにされたのか不思議なくらい。しかし今回は女戦士として、そして母として、芯の強いところを見せている。

キャストは、T-800のアーノルド・シュワルツネッガー、サラのリンダ・ハミルトンは、前作と同じ。但しT-800は敵から味方に転じていて、これはこの間に俳優としてのキャリアを積み上げ、シリアスもコメディーもこなすシュワのキャラクターを上手く生かしたと言える。ジョンはエドワード・ファーロング、T-1000はロバート・パトリックだ。

監督は、もちろんジェームズ・キャメロン。ひとつ前の作品「アビス」で海中生物を表現するのにCGを使い、そこで手応えを得たのか、今回は大きく打って出た。今では当たり前の技術だが、当時は映画界に革命が起こったような衝撃だったし、この後数年は追随する作品はなかったように思う。

スカイネットの元を絶ち、T-1000もT-800も溶鉱炉に沈め、いちおうはすべて終わらせたことになる。が、ラストは続編を予感させるような終わり方に。キャメロンにとってのターミネーターはここで終わったとされている。

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