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ノッティングヒルの恋人(1999)

公開日: : 最終更新日:2017/12/09 コメディ

ノッティングヒルの恋人(1999)

ロンドン西部ノッティングヒルで、旅行書専門の書店を営んでいるタッカー。ハリウッド女優のアナがふらっと訪れて本を買っていくが、その後飲み物を買いに出たタッカーは街角でアナと衝突。ジュースで汚れた彼女の服を、タッカーは自宅に招いて乾かす。アナは、タッカーに好意を持つ。

数日後、アナに呼ばれて高級ホテルに行ったタッカーは、取材記者に扮して彼女と再会。妹の誕生日会にも彼女を呼び、2人は距離を縮めていく。しかしタッカーは、アナの彼氏の俳優(アナは興味がなくなっている)が突然ロンドンにやってきたところを見てしまったり、若い頃のヌード写真が流出して傷心のアナを自宅に温かく迎えるも、マスコミに漏れて騒ぎになってしまったりと、何度もすれ違ってしまう。

セレブ女優と一般男性の恋愛ドラマ。シリアス一辺倒かと思いきや、結構コミカル。アナに呼ばれててっきり2人きりで会えるものと思っていたタッカーは、新作映画メディア披露の取材で、どこの記者と尋ねられ、その場にあった雑誌名から「馬と猟犬」と言う。アナともいちおう会えるが、その後他の俳優陣にも取材するハメに。

自宅にマスコミが押し掛けてきたときは、ドアを開けなければいいものを、わざわざ開けてフラッシュにさらされる。アナもタッカーも、そしてぶっ飛んだ同居人スパイクも。ほんとうはシビアなシーンのはずなのだが、なんか笑えた。

観る直前に知ったのだが、この作品は「ローマの休日」を下敷きにしている。アン王女と記者との違いすぎる2人が、わずかな期間だけ恋人として過ごし、クライマックスの記者会見では、記者全員に話すようでいて、実は2人だけにわかるようなことばを選んで話すアン。

「ノッティングヒル」も最後は記者会見になるが、記者に紛れ込んだタッカーが質問を装う告白をし、そしてアナもそれに答える。その後、いつまで滞在かという別の記者の質問に、最初は今夜発つと答えていたのが、再度同じ質問をさせて「forever」と答えるのだ。

キャストは、アナにジュリア・ロバーツ、タッカーにヒュー・グラント。この2人以外の役者は、誰ひとりとしてわからなかった(汗)。ただ、後になって調べてみて、スパイク役のリス・エヴァンスという人は、『The Importance Of Being Idle』のPVに出演し、「アメイジング・スパイダーマン」では敵のリザード役を演じていることがわかった。

アナが自由に動きすぎで、マネージャーなにやっとるんじゃ、とか、タッカーとアナが外で会っているところはもっと早くマスコミにばれるはず、とか、詰めの甘さはいろいろと感じてしまう。が、この作品は、要するに格差を越えた恋愛に共感ができるかどうか、だ。タッカーはもっとだらしなくさえない役かと思いきや、ヒュー・グラントは誠意ある男を静かに演じている。

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