*

フライト・ゲーム(ネタバレあり)

公開日: : 最終更新日:2021/02/13 リーアム・ニーソン

フライト・ゲーム

ニューヨーク発行きの飛行機に、乗客を装って乗り込む航空保安官ビル。携帯に送信者不明のメールが届くが、1億5000万ドル送金しなければ、20分ごとに機内の誰かを殺すという脅迫だった。ビルは、同乗しているもうひとりの航空保安官に確認するが、彼は送信者ではなかった。しかし、ビルは再び彼を問い詰めると金が必要だったと漏らし、トイレ内で取っ組み合いになってやむなくビルはとどめをさす。

しかし脅迫メールはなおも続き、機長が2人目の、乗客の弁護士が3人目の犠牲者になってしまう。ビルは乗客の荷物や携帯を調べるが、手掛かりはなし。保安局を通じて乗客名簿を調べてもらうも、問題なし。そして、送金先の口座がビルの名義になっていたこと、アル中などの問題を抱えていることなどから、ビルが容疑者つまりハイジャック犯としてあげられてしまう。

劇中の舞台は飛行中の機内がほとんどで、密室劇と言っていいかもしれない。機内にいる誰かが犯人のはずなのだが、中盤まではまったくわからなかった。ビルを犯人に仕立てようという流れだったのだが、それはないと思っていたので、終盤に犯人が判明してほっとする(機長や弁護士を具体的にどうやって殺害したのかが、今一つはっきりしないけど)。

ビルをリーアム・ニーソン、ビルの隣の席になった事情を抱えている女性をジュリアン・ムーア。監督は『GOAL!2』も手掛けた人とのことで、ニーソンとは『アンノウン』でも仕事をしている。『アンノウン』もサスペンスの秀作だったが、今回もそれに並ぶ優れたストーリーだ。

関連記事

トレイン・ミッション(2018年)

元警官で保険セールスマンのマイケルは、定年を前にしてリストラされてしまう。警官時代の相棒で親

記事を読む

スノー・ロワイヤル

スノー・ロワイヤル(ネタバレあり)

アメリカ北部コロラド州のキーホーという雪深い街。長年除雪作業をおこなっていたコックスマンは名

記事を読む

アンノウン(2011年)

科学者マーティン・ハリスは、学会の発表のため妻を伴ってベルリンに到着。ホテルに着いたとき、パ

記事を読む

  • 全て開く | 全て閉じる
PAGE TOP ↑