浜田省吾『ON THE ROAD 2001（DVD）』

浜田省吾のライヴDVD『ON THE ROAD 2001』を観た。これは、浜田が1998年4月から2002年1月までという、なんと4年越しに渡って行われたツアーの模様を集約した、渾身のパッケージだ。ディスクはDVD2枚にCD2枚と全部で4枚あり、このうち2枚のDVDを観た。観るのに5時間くらいかかった。
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ディスク1は、前半がホール公演、後半が野外ライヴを収録。4年間のツアーは、前半から中盤はホール会場を中心にまわり、その中で東京や広島、北海道などで野外ライヴも行っていて、これらを集約したものと言えよう。ディスク2は、前半とラストがツアー最終となった武道館公演で、後半は2001年秋冬に行われたアリーナツアーの、アンコールの模様を収録。このときのアンコールはアリーナ席内にセンターステージを作っていて、そこで行われたのだ。ワタシは2001年11月の東京公演を観に行っていたので、観ていて特に力が入った。

DVDは通常のライヴ映像だけでなく、さまざまなエクストラ映像やデータベース機能も備えている。ツアー全公演のセットリスト、パンフレットやポスター、シングルやアルバムのテレビCM、2本のショートムービー、ツアードキュメント、1982年から2001年に至るまでのツアーを要約した映像などが観れるほか、実際にコンサートの中で流された映像も堪能できる。

アリーナツアーのとき、浜田が会場入りするときにカメラを回し、それをアンコール前に流すということをしていた。浜田はクルマを降りると入り待ちしていたファンに手を振り、そして自分の調子や公演地にまつわる思いなどをコメントしていた。また、リハーサルやライヴ中の模様などもちらちらと紹介。2001年最終となった広島公演は浜田の誕生日でもあって、スタッフからお祝いされギターをプレゼントされたという光景もあった。同じことの繰り返しではなく、その日そのときその一瞬を大切にせんとする、浜田とスタッフの姿勢がたまらない。