凛として時雨 トキニ雨 #17@Zepp Haneda
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凛として時雨

キタニタツヤ終了後から約20分のセットチェンジを経て、場内が暗転。SEをバックに3人が登場した。オープナーが、なんと『Loo% Who%』だ!アニメ『グノーシア』のエンディングテーマで、SF✕人狼をプロットとした番組自体楽しく観ていた。どこかで演ると想ってはいたが、まさか出だしにとは。
ドラムのピエール中野、ベースとヴォーカルの345、そしてギターとヴォーカルの北嶋。スリーピースという最小限のバンド編成は、3人の力量が融合したときにとてつもないエネルギーを放ってくる。そして、北嶋と345のツインヴォーカルは曲中にもパートが頻繁に入れ替わり、ふたりともかき鳴らしながら歌っているのだから驚異的すぎる。
『abnormalize』はアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』の主題歌であり、ワタシが時雨を知るきっかけになった曲だ。時雨のライヴは、過去に1度だけ、2015年テレ朝ドリームフェスで観たことがあった。いつかは単独ライヴを観たいと想っていたが、今日それが叶った。曲のリリースも観たライヴも10年以上前だが、彼らのスタンスは変わっていない。
3人とも1回ずつMCがあって、みなキタニタツヤと対バンできたことの光栄さを語っていた。北嶋は口数少なく、345はいい意味でグダグダ(褒めてます)、ピエールはメディア露出が積極的なこともあってか話し慣れていた。キタニ自身も言っていた『Telecastic fake show』のギターリフを合唱する動画については、自分たちは喜んでいるとのことだ。
キタニのときほどではないが、スタンディングフロアで観ていたので北嶋と345で見えたのはバストアップくらいまで。北嶋は2、3本のギターを使い分けていたが、テレキャスターメインだったと思う。ノイジーでメタリックなリフを連射できているのは、エフェクターを駆使していたからと想定する。フロントマンとは思えぬほど攻めているが、その分345のベースが軸になっているように思えた。
ラストの『傍観』、スローに始まり徐々に激しさを増していく曲調が素晴らしい。サビの歌詞の中に「ボクは汚い」というフレーズがあって、どうしてこういうワードが生み出せるのだろうと、何度聴いてもドキッとさせられる。最後の最後、ピエールと345が先にステージを後にするも、北嶋だけが激しく凄まじいソロをしばらくの間繰り広げていた。何かが乗り移ったかのような、壮絶なプレイだった。
セットリスト
1. Loo% Who%
2. i was music
3. Trrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrue Lies
4. abnormalize
5. Who What Who What
6. illusion is mine
7. Filmsick Mystery
8. ハカイヨノユメ
9. DISCO FLIGHT
10. Telecastic fake show
11. 傍観
洋楽主体で聴いている身としては、日本のアーティストの単独公演に行くのはとても珍しい。その行動に踏み切れるのは、海外に出して恥ずかしくないアーティストだと思えたときだ。もちろん時雨の音楽やパフォーマンスは、その期待を裏切らないどころか倍返ししてくれる。個人的には、過去に1度だけ出演しているフジロックのステージに立つことを願っている。
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