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スーパーマン(映画・1978年)

スーパーマン(映画)

科学者ジョー・エルは、犯罪者のゾッド将軍らをファントムゾーンに追放した後、惑星クリプトンの崩壊を主張するが、評議会には聞き入れられない。赤ん坊の息子カル・エルだけでも救い出そうと宇宙カプセルに乗せ、地球に向けて射出。その後、クリプトン星は崩壊した。宇宙カプセルは地球に着陸し、たまたま通りかかったケント夫妻が引き取り、クラークと名付ける。

成長したクラークは、自宅納屋の地下からクリスタル(カプセルの中に入っていたのが保管されていた)を見つけ、北極へ行く。そこでクリスタルを投じると、クリプトンの科学力によって要塞が起動。父ジョー・エルのホログラムにより、自分の出自と能力を知り、なすべきことを悟る。それから10数年後、クラークはデイリー・プラネット社で新聞記者をしつつ、事件や事故が発生するとスーパーマンとして活動する。

クリストファー・リーヴがクラーク・ケント/スーパーマンを演じたのは全4作あり、本作はその第1作目になる。かなり久しぶりに観たので、忘れているシーンの方が多かった。地球到着後から新聞記者になるまではすぐのイメージでいたが、18歳くらいで自分の能力を隠さなければならないのに悩むシーンがあった。また、このとき既にロイス・レーンとニアミスしていた。

舞台となる地はほぼニューヨークだが、劇中ではメトロポリスとされていた(DCエクステンデッド・ユニバースでは、バットマンが登場する関係もあってかゴッサム・シティだ)。スーパーマンと名づけたのは、ロイスだった。スーパーマンの活動は世の平和のためだと思うが、ロイス個人を救う、すなわち私情を挟むこともある。今回観て、とても気になった。

レックス・ルーサーは、以前観たときはとぼけた悪役ぐらいの印象しかなかった。今回は、強大な力を持つ天才的な科学者という印象だ。手下は部下ひとり情婦ひとりのように描かれているが、実際は世界各地にアジトがあって多くの手駒がいるのではないだろうか。

クリストファー・リーヴは、身長190オーバーのがっしりした体格だか表情は柔和で、スーパーマンとクラークのふたつの顔を持つ役柄にふさわしい。ロイスのマーゴット・キダーともども、ふたりにとってキャリアを通じて代表作になっていると思う。監督は、『オーメン』『リーサル・ウェポン』シリーズなどを手がけているリチャード・ドナーだ。

レックス・ルーサーはジーン・ハックマンで、個人的には『フレンチ・コネクション』『ポセイドン・アドベンチャー』よりも前にこのシリーズで観たこともあり、コミカルながら狂気を秘めたイメージを長らく持っていた。出番の少ないジョー・エルは、マーロン・ブランド。髪を白髪にしていることもあり、よく観ていないと気づかずじまいになりそうだ。

今ではわかっているが、冒頭でゾッド将軍たちを追放しているのが、実は次作への伏線になっている。

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