ブラック・ミディ(Black Midi)@フジロック’23
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最終更新日:2023/07/31
Fuji Rock Festival'23 フジロック
すごい演奏力だった。去年の単独来日公演が絶賛されていたのを見かけてはいたが、一方でボディービルの宣材写真にはふざけた連中という印象を持ってしまっていた。
ドラムのモーガンは、とにかく手数が多いバカテク。ジオルディとキャメロンは、どちらがどちらなのか確信が持てないが(汗)、恐らくガウン姿でグラサンをかけていたのがジオルディ、白シャツにネクタイ姿がキャメロンではないかとあたりをつける(逆だったらすみません)。
ジオルディのヴォーカルは、歌うというよりトーキングに近いが、違和感はなく、むしろこのスタイルこそが正しいと思わせてくれる。リードヴォーカルとリードギターは曲毎に入れ替わり、ふたりのツインはなく独立性を保っている。向かって左端にいるのが、サポートのベーシスト。この人は、ジオルディともキャメロンともコンビネーションを組んでいた。
ふたりとも、ギターの演奏力が凄まじく、音圧に圧倒される。インストナンバーも少なくなく、徹底的に弾き倒さんばかりの勢いだった。かと思えば、ジオルディはMCで覚えた日本語を乱発。場が少し和んだ。
ルイス・キャパルディがキャンセルしたグリーンステージのトリ前、ブラック・ミディをホワイトから昇格させてもよかったのではないか。まだ若くキャリアもそこまでつめてないかもしれないが、なんら遜色なくステージをこなせたはずだ。
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