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26回目のフジロック、26回目の参加

Foo Fighters『But Here We Are』

先日、BSの「X年後の関係者たち」という番組でを扱っていたのを観た。運営に携わる人たち、そして高校生のときに一般客として参加したLEO今井をゲストに迎え、カズレーザーが進行。スマッシュの代表日高さんも、VTRで出演していた。

約半分の時間が、富士天神山スキー場で開催した第1回に費やされた。運営サイドから見た対応は既に知っていることが大半だったが、LEO今井のコメントは新鮮だった。体力的に限界を迎えていたところ、風邪をひいたと言えばバックステージで休ませてもらえるらしいと聞き、実際そうしたとのこと。目の前をアーティストたちがふつうに歩いていて、声をかけたかったがそれをすると仮病がバレるので(笑)、結局自重したそうだ。

番組の後半は、2年目の豊洲開催と3年目の苗場開催について、会場を決めた経緯などがコメントされた。こちらも、おおよそ既に聞き知っている内容だった。番組出演した運営者たちは、恐らく第1回から現在まで携わり続けている歴戦の強者たちだと思う。

ワタシは、第1回には会社の同期の友人と共に参加した。この年1997年は、消費税が3パーセントから5パーセントに改定された年で、5パーセントになる直前に新車を購入していた。当然あちこち走り回りたいモードになっていて、山梨県の天神山まで行くことに何のためらいもなかった。

現地には、確か深夜2時頃に到着。この時点では、まだ雨は降っていなかった。車中で仮眠し、最初のバンドが始まる11時頃に会場内に行ってみると、雨が降っていた。事前の思惑ではできるだけ多くのバンドを観るつもりでいたが、それでは1日もたないと思い、ハイロウズまで車内で体力を温存。以降、ほぼ1組観終わった後にクルマに戻り、濡れたT シャツを着替えて次のアーティストが始まる時間まで待った。

駐車場は敷地内と敷地外の2箇所だったが、ワタシは運良く敷地内が当たっていた。会場入口から2分とかからない距離だったので、今思えばとてもラッキーだった(その代わり、終演後は道路が大渋滞して駐車場から出るまでに1時間以上かかった)。

第1回のフジロックがすぐに伝説扱いされたことには、参加した身としては違和感があった。大変だった、死人が出なくてよかったというのが、正直な気持ちだった。2006年の10回目のフジロック、2日目ののステージを観たときに、第1回のレッチリのステージが脳裏によみがえった。あれから10年経ったんだなあと、しみじみしたのを記憶している。

第1回から26年、26回目のフジロック。明日、現地入りします。

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