*

アルバム『いとしのレイラ(Layla And Other Assorted Love Songs)』

公開日: : 最終更新日:2023/04/12 Eric Clapton ,

デレク&ドミノス(Derek & The Dominos)『Layla And Other Assorted Love Songs』

60年代後半、と親交を持ったは、その妻パティ・ボイドに恋い焦がれる。一度はパティに告白するも、パティは当然断っている。その後クラプトンは小説『ライラとマジュヌーン』を読んで、決して実ることのない自らの恋にだぶらせ、『Layla』を作った。

『ライラとマジュヌーン』を読んだ後に調べてわかったのだが、『Layla』が収録されている2枚組アルバム『Layla And Other Assorted Love Songs』には、他にもこの本にインスパイアされたと思われる『I Am Yours』という曲があって、作詞者にはニザーミーの名前も入っている。

ロックの名盤として名高いこのアルバム、デラニー・アンド・ボニーとのツアー、アメリカ南部音楽への接近、デュアン・オールマンとの出会い、という側面から語られることは多いが、クラプトン自身の恋愛に絡めた考察というのは、ありそうでいて実はあまり情報がなかった。

さて、現実のクラプトンとパティだが、『Layla』リリースは70年、その後いろいろあってパティがジョージと離婚したのが76年、そして79年に晴れてパティとクラプトンは結婚する。しかし2人の生活も永遠ではなく、クラプトンは別の女性との間に子供をもうけ(パティとの間には子供はできなかったそうだ)、結局89年に2人は離婚している。

関連記事

エリック・クラプトン(Eric Clapton)『Crossroads Live 1988』

エリック・クラプトンがデビュー25周年ツアーと銘打って行った時期から、カリフォルニア公演のラ

記事を読む

デレク&ドミノス(Derek & The Dominos)

クリーム末期よりアメリカ南部志向の音楽に惹かれていたエリック・クラプトンが、ブラインド・フェ

記事を読む

『いとしのレイラ』の元ネタ小説『ライラとマジュヌーン』

アラブのとある豊かな首長の子として生まれたカイスは、学舎にて美しい乙女ライラと知り合い、恋に

記事を読む

エリック・クラプトンのライヴアルバム

コンサートに備えてそのアーティストの作品を聴き込むのは、ワタシにとっては当たり前のことだ。2

記事を読む

今回は・・・!?

エリック・クラプトンの、2年ぶりの来日公演が発表された。例によって、1ヶ月近くに渡ってほぼ全

記事を読む

  • 全て開く | 全て閉じる
PAGE TOP ↑