ニルヴァーナ(Nirvana)『Classc Albums : Nevermind』
ロックの名盤アルバムが如何にして作られたかを検証する、『クラシック・アルバムズ』シリーズ。ワタシの感覚では、リリースされたのはついこないだのような気もするのだが、1991年のニルヴァーナ『Nevermind』もこの中に加えられ、2004年にリリースされている。
カート・コバーンの出身地である、ワシントン州アバディーンの様子を紹介するところから始まり、ニルヴァーナ結成、ドラマー交代など、まずはバンドの成り立ちから『Bleach』期までをおさらい。そして、『Nevermind』制作に実際に携わった人や関係者のインタビューにより、アルバムができあがるまでが語られる。インタビューに応えていたのは、クリス・ノヴォゼリック(か、髪が・・・)とデイヴ・グロール、プロデューサーのブッチ・ヴィグ、サブポップレーベルの人、ソニック・ユースのサーストン・ムーア、ローリング・ストーン誌のライターなどだ。
ライヴ映像は既出のものをつなぎ合わせていて、蔵出しものはほとんどない。また、バンド結成話や『Nevermind』後の大ブレイクも、既に知っている話ばかりだ。話題が、結局『Smells Like Teens Spirit』に集中してしまったのも残念。ではどこが見どころかというと、ブッチ・ヴィグによる細かい解説だろう。カートのギター、クリスのベース、デイヴのドラムなどを、ミキシングルームにて分解しながらコメントしていて、『トム・ダウド/いとしのレイラをミックスした男』を思い起こさせる。
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