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大林宣彦さん死去

公開日: : 最終更新日:2025/12/28 大林宣彦

『時をかける少女』

映画監督の大林宣彦さんが10日に亡くなられた。82歳だった。ここ数年は、ガンで闘病しながら映画制作を進めていると聞いていた。

個人的に映画は洋画を中心に観ているが、日本映画を監督別で振り分けた場合、最も観てきたのが大林さんの作品になるかもしれない。『ねらわれた学園』『転校生』『時をかける少女』『姉妹坂』『漂流教室』『異人たちとの夏』『ふたり』『青春デンデケデケデケ』『あした』、といったところになる(それでも、大林さんが手がけた作品の数からすればぜんぜん足りないが)。

広島県尾道市の出身で、尾道を舞台にした『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』は尾道3部作とされた。時間が止まったような不思議な空間は、恐らくは舞台そのものが素晴らしいのと、そのように観客に提供している大林さんのアプローチなのだろうと思う。志村けんが東村山市を有名にしたように、尾道の名を全国区にしたのは、大林さんの功績のひとつだと思っている。

82歳での死は、果たして志半ばだったのだろうか。それとも、やりたいことをほぼやりつくしたのか。この人は生涯映画を撮り続けることを望み、そして実行していたとすると、恐らく前者だったのだろう。謹んで、ご冥福をお祈りいたします。そして、大林さんが手がけた作品は生き続けます。

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