アッシュ(Ash)@フジロック’18
公開日:
:
Fuji Rock Festival'18 フジロック

『A Life Less Ordinary』『Goldfinger』『Girl From Mars』『Kung Fu』『Shining Light』と、惜しみなくヒット曲を次々に繰り出す姿勢は、フェスティバルでは絶対に正しく、そして無敵だ。ステージセットはシンプルで、バックドロップにバンドのロゴがあるだけだ。演奏もメンバー3人のみでサポートもいないが、音はハードでヘヴィーだ。
ティム・ウィーラーは、容姿には年輪が刻まれた感はあるが、雰囲気は以前とあまり変わっていない。ほとんどの曲をフライングVで弾きながら熱唱し、曲調をスローにしてオーディエンスに歌わせたり、ほぼアカペラで歌ったりするが、それが計算ではなくナチュラルにやっているように見える。
『1977』から20年以上が経過していて、シャーロット・ハザレイが入ったり抜けたり、あるいはアルバムを作らない宣言があったりはしたが、バンドの根っこは一貫しているように思う。それがなぜかと考えて、演奏している3人が誰よりも楽しんでいると思えるからだ。
ラストは『Burn Baby Burn』。演奏の直前、ティムは来年また日本に来るよ、と言っていた。まだまだアッシュの進撃は続く。
関連記事
-
-
ストレイテナー@フジロック’18
個人的に何度も観ているバンドだが、フジロックではなかなかタイミングが合わず、今回やっと観るこ
-
-
フジロック’18(Fuji Rock Festival)を振り返る(2) – アーティスト編
【期待以上によかった】 ケンドリック・ラマー、チャーチズ、チューン・ヤーズ、ヴァンパイア・
-
-
22回目のフジロック、そして22回目の参加
早々に梅雨が明けて日本列島を猛暑が襲っている昨今、今年は好天かと思いきや、台風接近とな。どう
-
-
スーパーオーガニズム(Superorganism)@フジロック’18
ジョニー・マーをフルで観てからレッドマーキーに向かったのでは遅いだろうとは思ったが、実際遅か
-
-
フジロックフェスティバル’18(Fuji Rock Festival)、タイムテーブル発表
6月29日には発表されるかと思っていたタイムテーブルだが、一週待って7月6日に公式サイトで発
