おとぼけビ～バ～＠東京ドーム

なんと、2月グリーン・デイのゲスト、7月フジロック、今月フー・ファイターズのゲストに続き、今度はオアシスのゲストにエントリーされ、個人的に今年4回目。今や、洋楽アーティストのゲスト請負バンドになっている感がある。

「ライヴハウス東京ドームへようこそ！」というよよよしえのMCでスタート。そして、気合いの入りようが尋常ではなかった。もちろん、彼女たちがライヴによって力を抜くことなどないと信じているが、パンクスピリットを爆発させたかのような姿勢が素晴らしかった。

スクリーンは、4人を均等にピックアップしていた。フーファイのとき、機材が被ってまるで見えなかったれおのプレイも、今回ははっきり見えた。ビートでバンドを支えつつ、フロント3人を押し出しているようなスタンスに、キャリアを積んだ風格が感じられた。よよよしえとひろちゃんの速弾きは以前にも増して凄まじく、ドームを蹴散らしていた。

あっこりんりんは、歌っているときはシャウト気味にもなるが、MCは低い声でことばを選ぶようにしゃべっていた。スクリーンに抜かれたときの彼女の佇まいは、凛々しかった。中指を立てたのが、数秒スクリーンにどアップになった。演奏中に静止する場面があるのだが、場内が湧いてくるとしーっと合図し、そして再開。このときも凛々しかった。

オファーが来たのは、10日ほど前だったと聞いている。急も急だが、それでも彼女たちはスタッフを含め常に臨戦態勢で、受けられるものは受けるという姿勢なのだろう。それは、この日オアシス目当てで足を運んだ人たちの多くに伝わったのではないだろうか。もちろん、ワタシもそのひとりだ。