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ザ・キュアー(The Cure)@フジロック’19

ザ・キュアー(The Cure)@フジロック'19

#fujirock

来日も、そしてフジロック出演も、2013年以来6年ぶり。個人的には、前回のライブを観たのがついこないだのような感覚だ。定刻より10分ほど過ぎたところで、まずはバンドメンバーが先に登場してスタンバイ。

最後に、ロバート・スミスがステージに現れるが、右に、そして左にとゆっくりと歩き、オーディエンスに向かって手を振り、微笑みを浮かべている。すこぶる機嫌がいいようで、こんなロバート・スミス見たことない。

『Plainsong』でスタートし、続いて『Pictures Of You』。もしや『Disintegration』全曲再現かと思いきや、そうでもなかった(笑)。しかし、このアルバムからのセレクト率は高い。そして、すごく音がいい。各パートの音がとてもクリアに聴こえ、特にベースの音の抜けがいい。

このベーシスト、5人の中でひとりだけ明らかに若そうで、本来のベーシストであるサイモン・ギャロップの息子エデンが、父の代役を担っているそうだ。右足にボディーを乗せて弾くさまや、ギターのリーヴス・ガブレルスとのコンビネーションもよく、違和感がない。

中盤では、『Never Enough』や『Just Like Heaven』を披露。キュアーのライブを観ていて思うのは、起承転結のような流れがないことだ。ほとんどのアーティストのライブの場合、序盤はアッパーな曲でぐいぐい押し、中盤になるとスローになったりアコースティックになったり地味な曲を演奏したりし、終盤にギアチェンジしてまた攻め込む、という流れがある。しかしキュアーの場合、ただただ次から次へと演奏を続け、一定のテンションのままでライブが続けられるのだ。

本編ラストは『Disintegration』で締め、アンコールになるとサービスモードに。『Lullaby』で始まり、『Friday I’m In Love』ではサビをちらっとアカペラで歌ってから演奏を始めた。オーラスは、必殺の『Boys Don’t Cry』だった。

6年前は2時間50分36曲演奏という、今もってグリーンステージ最長記録を作ったキュアーだが、今回はほぼ2時間のステージで、これが現在のキュアーのモードなのだと思う。今年はデビュー40周年、春先にはロックの殿堂入りを果たし、欧米のフェスティバルでもヘッドライナーをこなし、と、レジェンドでありながらまだまだ現役のキュアー。来日はフジロックオンリーになっているが、願わくば単独でも来日してくれないだろうか。

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