*

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー・リミックス(ネタバレあり)

公開日: : マーベルコミックス

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー・リミックス

ガーディアンズは、ソブリン人アイーシャの依頼でバッテリーの施設を怪物から守る。報酬としてガモーラの義妹ネビュラの身柄を引き受け、彼女に掛けられた報奨金を受け取る算段だった。しかし、ロケットがバッテリーを窃盗していたことがばれ、ソブリン人艦隊に襲われる。

ガーディアンズを艦隊から救ったのは、エゴという老紳士。この男は自らを神に近く数百万年生きる存在だと言い、人間の形をとることもあるが、自身を惑星に進化させていると言う。そして、ピーターの父であるとも。信じられないガーディアンズだが、エゴの惑星に行き、ピーターはエゴが持つ能力の一部を発揮できたことで、エゴを父と認める。

シリーズ2作目で、前作で少しだけ語られていたピーターの父の存在が、今回明確になる。神に近い存在を出すとは、いかにもアメコミらしい。その強大すぎる力に一時はピーターも惑わされるものの、エゴの真意は人の愛とは別のところにあり、母も道具のひとつのようにしか思っていなかったことがわかり、ピーターはじめガーディアンズはエゴと対決する。

父と子の関係だけでなく、ガモーラとネビュラの(義理の)姉妹の関係も描かれる。共にサドスの義理の娘として引き取られ、暗殺者として育てられる。常に自分の一歩前を行くガモーラを、ネビュラは憎んでいた。しかし、それでも土壇場になるとお互い助け合い、しかし完全に行動を共にすることはない。微妙、いや絶妙の距離感を保っている。

主要キャストは、もちろん前作と同じ。エゴはカート・ラッセルで、ピーター役のクリス・プラットとはどことなく面影が似ていて、いい配役だと思う。ラス前ではヨンドゥの戦友役でシルベスター・スタローンも登場し、次作の主要キャラになるものと思われる。

全編を彩る70年代ロック/ポップスは、今回も健在。というか、ほとんどの曲がわからなかった(汗)。ワタシが聴いてわかったのは、ジョージ・ハリスン『My Sweet Load』くらい。劇中でピーターがガモーラをダンスに誘う場面は、ピーターのセリフからサム・クックだったのだろう。エゴとピーターの会話も、バックで流れている曲の歌詞に掛かっているのではと思われるところがあった。

さて、今回の儲け役は誰か。まずはヨンドゥだ。宇宙海賊として好き放題やってきたが、今回は部下に裏切られ投獄されてしまい、成り行きでガーディアンズと行動を共にするようになる。母が死んだ直後のピーターをさらったヨンドゥは、エゴの依頼を受けてだった。その後エゴに引き渡さず、自分の手元において海賊稼業をさせた理由も、明らかになる。終盤のこの人の決意と行動には泣けてくるし、ピーターにとってのほんとうの父親は誰だったのかを、観る側に訴えてくる。

そして、ベビーになったグルートだ。相変わらず「アイアムグルート」しか言わないが、小さくなった分とても愛らしい存在になった。必死にやっているのかわざとなのかギリギリを行くが、やるときはちゃんとやってくれる(しかし、エンドロールの合間に流れた映像は。。。)。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーが、マーベル・シネマティック・ユニバースの作品と位置づけられているというメディア情報は見聞きしているが、少なくとも今回観た限りでは「ドクター・ストレンジ」のように明確なフリはなかった。ただ、宇宙飛行士がどこかの惑星に置き去りにされる、本編とは関連しないよくわからない場面があって、これがつながってくるのかもしれない。そしてこの宇宙飛行士、演じるはマーベル作品には必ずカメオ出演するスタン・リーだった。

No tags for this post.

関連記事

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(ネタバレあり)

ラゴスのヒドラ残党を押さえたアベンジャーズだが、その代償に街を破壊し一般人を巻き添えにしてし

記事を読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年)

母を亡くした少年ピーター・クイルは、その直後に宇宙海賊ヨンドゥによって地球から連れ去られる。

記事を読む

キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー(2011年)

第二次大戦中の1942年。ナチスのヨハン・シュミットは、強大なエネルギーを持つキューブを発見

記事を読む

IMG-20150705-01250.jpg

アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン(ネタバレあり)

組織がロキの杖を使って実験を行っている情報を掴んだアベンジャーズは、研究所を襲撃し杖を奪還。

記事を読む

IMG_20170205_130227

ドクター・ストレンジ(ネタバレあり)

腕は超一級だが傲慢な性格の外科医、スティーヴン・ストレンジ。学会に向かう途中、自動車事故で両

記事を読む

  • open all | close all
PAGE TOP ↑