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天使と悪魔(2009年)

天使と悪魔(2009年)

ダ・ヴィンチ・コード』シリーズ第2作、『天使と悪魔』を観た。

ヴァチカン。カトリックの教皇が死去し、次期教皇を選出するためのコンクラーベが行われる。一方、教皇の有力候補である4人の枢機卿が誘拐され、1時間おきにひとりずつ殺害し、深夜0時には反物質爆弾を爆破させるという、犯人からの予告が入る。枢機卿はそれぞれ4つの教会に捕らえられ、それはガリレオの著書に暗号として記されている。ヴァチカンの治安を守るスイス警察は、ハーバード大学のロバート・ラングドン教授に捜査の協力を要請した。

『ダ・ヴィンチ・コード』は、モナ・リザや最後の晩餐といったレオナルド・ダ・ヴィンチの絵画の中に暗号があるとされ、それをひも解くとキリスト教うんぬんという話になっていったため、そちらの知識がないとよくわからないというところがあった。今回は、カトリックと、かつてカトリックに弾圧を受けた科学者組織イルミナティとの対決という、比較的シンプルな図式ということもあり、割ととっつきやすかったところがある。

二転三転する展開は『ダ・ヴィンチ・コード』そのままなのだが、ワタシはこの人が黒幕なのではとかなり早い段階に見定め、以降そういう視点で観続けた。終盤それがドンピシャリだったので、作品自体の面白さうんぬんとは別のところで爽快さを感じている。ヴァチカンやカトリック、ガリレオなどの深い知識があれば、より一層楽しめるものと思われる。

キャストは、ラングドンはもちろん。自分はただの教授だと言いつつ、事件解決のためにヴァチカンを奔走する。ラングドンと行動を共にするヴィットリアは反物質を研究する科学者で、アイェレット・ゾラーという人が演じている。調べたら、『マン・オブ・スティール』でカル・エルつまりスーパーマンの実母役もやっていた。 カメルレンゴ(教皇の秘書のような職)のパトリックがで、この人が今回のキーパースンだ。

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