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キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2014年)

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2014年)

キャプテン・アメリカことスティーヴ・ロジャースは、秘密機関S.H.E.I.L.D.で働きつつも、現代社会への対応に苦慮していた。S.H.E.I.L.D.は敵を迎撃するインサイト計画を進めていたが、システムの安全性に疑問を持つフューリーは、高官ピアースに計画の延期を申し出る。その直後、フューリーはウィンターソルジャーに襲撃される。

スティーヴはS.H.E.I.L.D.エージェントのナターシャ・ロマノフと共に、計画のデータを解析。ヒドラの科学者ゾラ博士の意識が保存されたコンピューターより、ヒドラがS.H.E.I.L.D.内にて活動を続け、インサイト計画は3隻のヘリキャリアーでヒドラの邪魔になる人物を特定し攻撃するシステムであることを知る。

キャプテン・アメリカ』としては2作目だが、『アベンジャーズ』の流れも汲んでおり、豪華さが増している。スティーヴとナターシャの実質ダブル主役のようなスタイルを取り、更には以降シリーズ常連になるファルコンことサムもここで登場する。スティーヴの隣人を装い実は護衛していた女性ケイトは、実はCIAのエージェントだった(彼女の存在も後々重要になってくる)。

そしてウィンター・ソルジャーだが、実はスティーヴの親友だったバッキーで、前作で死んだと思われていたのが、左腕に義手をつけ、記憶を消されて殺人マシーンとして現代にいた。ヘリキャリアーを止めようとするスティーヴと、それを阻止しようとするバッキー。バッキーと戦いたくないスティーヴは、攻撃をかわしながらなんとかヘリキャリアーを止める。バッキーが失ったはずの記憶を少しだけ取り戻したところで、物語は終わる。

スティーヴの、フューリーの、バッキーのセバスチャン・スタンなど、前作からのキャラクターは同じ人が演じている。スティーヴは、バッキーの変貌ぶりに悩むもなんとか救おうとする、強いだけではない悩めるヒーローに。フューリーは序盤で殺されるが実はフェイクで、クライマックスでピアースと堂々と対決する。

ナターシャは、。(スタントを使っているとはいえ)キレのいいアクションは、に比肩する。ピアースはなんとなのだが、シリーズとして見ている分常連キャラクターの方に馴染んでしまい、単発の悪役キャラとしては少し部が悪かった気がする。

エンドロールの後には、ワンダとピエトロがちらっと登場。『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』につながっていく。

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