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「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のパンフレットが素晴らしい

公開日: : 最終更新日:2015/09/01 マッドマックス

インターネットの普及により、多くの紙媒体は取って変わられている。映画のパンフレットも、同様と思っている。文字情報はほぼ同じで、かつネットでは予告編などの動画が観られたり、リンクされている上映劇場のサイトに行って上映日時を確認したり、と、できることの幅が広い。なので、映画を観に劇場に足を運んでも、パンフレットを買うことはほとんどなくなった。

がしかし、先日観た「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のパンフレットは買った。久々だ。きっかけは、先に劇場で映画を観てパンフも買っていた、知人の薦めによるもの。情報量が、ハンパなく徹底しているとのことだった。購入時こそ、横長の形状と900円という価格に少し面食らった。パンフは縦長、価格も5~600円がいいとこというのが、ワタシの感覚だったからだ。しかし中を読んでみて、この知人の助言にワタシは深く感謝している。

中盤までは、今回の「怒りのデス・ロード」についての記載だ。マックス、フュリオサ、ニュークス、イモータン・ジョーといった主要キャラクターの解説は、当人の境遇や過去だけでなく、使用する武器や乗り回す車両にまで及ぶ。特に重要なのがフュリオサで、今回の5人の美女たちと同様に、かつてはイモータン・ジョーの子を産む使命を課せられていた。それがあるときジョーに反旗を翻して左腕を切り落とされ、義手をつけるに至る。ほぼ想像の通りではあるが、公式に裏が取れたのはありがたい。

5人の美女たちを演じた女優陣は、スーパーモデルだったり、レニー・クラヴィッツの娘だったり、リサ・マリー・プレスリーの娘つまりエルヴィスの孫だったりと、これを読むだけでも興味深い。ひとりは、昨年公開された「トランスフォーマー/ロストエイジ」で主人公を演じるマーク・ウォールバーグの娘役だった。彼女たちも、この後スクリーンでの露出が増えていくかも。

後半では、なんと前3作に言及している。当時のポスターなどを動員し、ストーリーや見どころなどを、簡潔にではあるがまとめている。「2」で暴走族のナンバー2ウェズを演じた俳優へのインタビューもあり、当人は悪役を演じたくはなかったという、意外なコメントを残している。

マッドマックスがマンガ「北斗の拳」の世界観に多大な影響を及ぼしているのは周知の事実だが、その原作者である武論尊のインタビューもあって、その中にあるコメントが「怒りのデス・ロード」とは何だったかをズバリ言い当てていると思う。監督は4作ともジョージ・ミラーだが、過去3作では予算をはじめさまざまな制約があって、思い描いていたことを描き切れなかった。それが今回は、思う存分やりたいことをやり、描きたいことをほぼ全て描き切ったのではないか、と。

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