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ショーシャンクの空に(1994)(2)

ショーシャンクの空に(1994)

次々に革命を起こしたアンディだが、刑務所を出るという信念は揺らいでいなかった。トニーが口封じのため所長によって殺されたとき、アンディはついに決意を固める。長い年月をかけて独房から外に通じる穴を掘り続けていて、その穴をくぐって脱獄を果たす。所長の裏金運用の口座は架空人物の名義だったが、まんまとその人物に成り済まして全額を引き出し、国境を越えてメキシコへ行く。更には裏金の帳簿を新聞社に送りつけるという、ダメ押しまでしていた。

数年後、レッドも仮釈放されて社会に出る。社会になじめず孤独感に襲われるが、アンディにもし外に出られたら行くように言われたところがあり、半信半疑ながら向かう。そこには、自分のところに来てほしいというアンディの手紙と、お金が仕込まれていた。そして、2人はメキシコで再会を果たす。

アンディはティム・ロビンスで、ワタシは俳優としては「さよならゲーム」の、監督としては「デッドマン・ウォーキング」のイメージが強かった。しかし、間違いなくアンディ役こそがこの人の代表作だろう。190センチ以上はあるであろう大柄な体に似合わず、人当たりがよく笑顔をたやさず、それでいて絶対に譲れないものを持っている。

レッドはモーガン・フリーマンで、主人公に影響を与えつつ引き立たせるバイプレーヤーぶりは、このときに確立されたのではと思わされる。トニー役の人は知らない人だったが、当初ブラッド・ピットにオファーという話もあったようだ。未来のあるまっすぐな好青年の役柄だったのに、その最後は・・・。

原作は、なんとスティーヴン・キング。「キャリー」「シャイニング」などホラー作品のイメージが強い人が、ファンタジーを全く組み込まず、それでいて素晴らしい作品の元を生み出しているとは(映画版「シャイニング」はキューブリック色が強すぎるとも言われている)。原作は「刑務所のリタ・ヘイワード」というタイトルで、アンディがレッドに頼んで手に入れたリタ・ヘイワード(実在の女優)のポスターを、脱獄のために独房の壁に開けた穴を隠すように貼っていたのだ。

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