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鉄腕アトム 宇宙の勇者

公開日: : 最終更新日:2026/02/09 鉄腕アトム

鉄腕アトム 宇宙の勇者

国産初のアニメーション『鉄腕アトム』は、1963年に放送開始。翌1964年に、第46話・第56話・第71話を再編集した『宇宙の勇者』というサブタイトルで劇場版が公開された。

【ロボット宇宙艇】
日本の科学省で、個々の部品に電子頭脳が内蔵されたロボットが結合して宇宙艇になる計画が進行していた。結合の訓練中、部品の一部であるエンジンレバーが南海の小国に連れ去られ、その国の長官の死んだ息子に作り替えられてしまう。

【地球防衛隊】
お茶の水博士は、ロボット宇宙艇に乗り月に向かった。国際宇宙局では、博士からの連絡が途中から途絶えてしまう。アトムは博士が宇宙人に囚われていると考えて月へ向かい、地球防衛隊に合流して訓練を受ける。

【地球最後の日】
アトムは、冷蔵庫を持った少年べムに出会う。べムはニコロ星で造られた高性能爆弾で、冷蔵庫と二体で一つの体であるとのこと。やがて、ベムはニコロ星から来た科学者たちに引き取られるが、ベムが太陽を爆破するために使われる爆弾だとわかる。

3つの物語はシームレスだが、よく観ていればストーリー転換には気づくことができる。

『ロボット宇宙艇』編では、お茶の水博士とアトムとの会話の中で、アトム誕生のシーンが挿入されていた。以前、クイズ番組で天馬博士がアトムを誕生させる瞬間に流れていたのがベートーベンの『運命』だと知ったが、まさにその通りだった。

『地球防衛隊』編では、防衛隊にロボットに偏見を持ち憎んでいる隊員がいたり、その隊員とは折り合いが悪くケンカばかりしている隊員がアトムをかばったりしている。ふたりは、佐々木小次郎と宮本武蔵の末裔ということになっていた。

このときの『アトム』の最終回は、地球を救うためにアトムが太陽に突入するという、ショッキングなラストだった。『地球最後の日』編は、アトムではなくベムがその役回りになっていて、最終回のプロトタイプではないかと思わされる。

本作、公開当時は一部モノクロだったとのことだが、昨年デジタルリマスター化され、AI技術によりカラー化されて放送。世代的に最初の『アトム』を知らない身としては、楽しく観させてもらった。

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