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ライド(Ride)『Nowhere (25th Anniversary Edition)』

公開日: : Ride

ライド(Ride)『Nowhere (25th Anniversary Edition)』

ライドのファーストアルバム『Nowhere』が、2015年に25周年記念エディションとしてリリースされている。CD+DVDというパッケージだ。

日本語解説は1枚紙のみで、が監修したというブックレットのコメント対訳がないのは残念。そのブックレットには、当時のメンバーのモノクロ写真と、『Today Forever』の鮫ジャケ(ココだけカラー)が確認できる。

CDはオリジナル11曲に加え、末尾にEP『Today Forever』の4曲が追加されている。恐らくリマスター処理がされているとは思うが、聴いていて音質が飛躍的によくなったという実感はない(聴く環境にもよるだろうけど)。

注目はDVDだ。1991年3月の、にあるタウン&カントリークラブというライブハウス(今もあるのかな)での公演から、16曲を収録。画質は荒く、また画面を(「ガチョーン」のように/古)前後させる処理も多発していて、決して見やすいとは言えない。全体的に暗めで、ステージ上のメンバーを正面または向かって右から捉えるときはカラー、真横のアングルやフロアのオーディエンスを捉えるときはモノクロ、という加工がされている。クレジットによると、オーディオのミックスはが手がけている。

当時21~23歳のメンバー4人は、当然ながら若々しい。マーク・ガードナーは髪を前に垂らしていてアイドル的でもある。初期のライドはシューゲイザーと位置づけられているが、靴を凝視するようにうつむきながらギターを弾くことはほとんどなく、前を向いて歌い演奏している。曲はだいたいが原曲の通りコンパクトな仕上がりで、ライブ用に拡大アレンジされているのは『Nowhere』くらいだ。『Vapour Trail』が前半で演奏され、オーラスが『Seagull』というセットリストは、今観ると結構新鮮だ。

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