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007 消されたライセンス(1989年)

公開日: : 最終更新日:2020/09/29 007シリーズ

007 消されたライセンス(1989年)

盟友であるCIAのフェリックス・ライターの結婚式に出向いたジェームズ・ボンド。そこへ麻薬王サンチェスが発見されたとの報告が入り、2人はサンチェスを確保した後に再び結婚式へ。しかし、サンチェスは取り調べの捜査官を買収して逃亡。フェリックスはサメに襲われて両足を失い、新婦は殺害されてしまった。

復讐心に燃えるボンドは、上司のMに辞意を表明して逃亡し、フリーの麻薬業者を装ってサンチェスに接近。香港の麻薬捜査官やCIAのパメラが潜入捜査をしていたが、任務ではなく単独で乗り込んでいたため、彼らの捜査を妨害することになってしまう。しかし、サンチェスからは信頼を得ることに成功する。

ティモシー・ダルトン版ボンド2作目にして、最終作になる。前作「リビング・デイライツ」以上に感情的になっているが、ショーン・コネリー時から準レギュラーのように出演してはボンドに協力し続けてきたフェリックス(演じる人は何度か交代している)が重傷を負わされたとあっては、暴走してしまうのも無理からぬことではと思ってしまう。Mがボンドに辞職を迫り拳銃の返還を求めるのは、ヘミングウェイ記念館。ボンドは、これがほんとうの『武器よさらば』だなと捨てぜりふを吐き、拳銃は返さずに逃走する。

ボンドガールのパメラは、キャリー・ローウェルという人が演じている。CIA所属ということになってはいるが、飛行機のパイロットであって、諜報員としての技術はほぼない。ボンドと行動を共にすることは多いものの、他の作品のように親密にはならない(むしろサンチェスの愛人の方がボンドと親しくなっている)。ラストで帳尻を合わせているが、強引な感は否めない。この人、プライベートではリチャード・ギアと結婚していた時期もあったそうだ。

サンチェスの部下でボンドと何度も対決する殺し屋ダリオが、なんとベニチオ・デル・トロだった。近年はふてぶてしく腹黒い豪傑役を演じることが多いが、ここでは若々しくて顔も体型もスリムで、悪役であっても人気が出るキャラクターに見えた。この人がチェ・ゲバラ役で主演した作品も見なくちゃなあ。

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