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機動警察パトレイバー アーリーデイズ

公開日: : 機動警察パトレイバー

機動警察パトレイバー アーリーデイズ VOLUME 1.

30分全7話で、テレビ版とのつながりはなく、言わばパラレルワールド状態だ。特車二課の面々はじめ主要キャラクターは同じで、恐らくは声優陣も同一。ストーリーは異なるが、微妙に共通もしている。やはり雰囲気はゆるく、そして「うる星やつら」のノリが色濃い。1話から4話までは。それが、5話6話「二課の一番長い日」で急に緊張感が高まる。特車二課が休暇でそれぞれ実家に帰ったり帰ろうとしたりする中、自衛隊の部隊がクーデターを起こし、首都を制圧したのだ。

部隊は、米軍横田基地より核兵器を強奪して切り札とする。事前に動きを察知した後藤は二課の面々を呼び寄せ、第一小隊の南雲にも応援を請う。クーデター指導者の甲斐は後藤の学生時代の先輩と思われ、2人による心理戦のような攻防もある。最後は発射直前の核ミサイルを山崎と野明のレイバーで食い止めるのだが、その直前までの殺伐とした雰囲気は、アニメというよりまるで戦争映画だ。

全7話ということもあり、熊耳は登場しないし、主に描かれているのは野明と篠原の2人だ。しかし5話6話に限っては、後藤が主人公と言ってさしつかえないと思う。後藤のキャラクターはテレビ版よりもおとぼけ度が低く、少しいかつい感じだ。一方南雲との距離感も、テレビ版ではつかず離れずの微妙なところを保っているのだが、ここでは好意がまるだしだ。

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