バード(1988年)
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クリント・イーストウッド クリント・イーストウッド
34歳で亡くなったジャズサックス奏者、チャーリー・パーカーの半生を綴った映画で、約2時間40分の大作である。タイトルはチャーリーの愛称で、劇中でも周囲から「バード」と呼ばれている。
物語は、バードが既にサックス奏者として活動しているところから始まる。潰瘍持ちで入退院を繰り返し、家庭ともあまりうまくいってはいない。クスリにも手を出し、裁判沙汰にもなっている(持病の痛み止めとしても服用していたことが、終盤で本人の口から語られる)。バードを、フォレスト・ウィテカーが演じている。ワタシがチャーリー・パーカー本人をほとんど知らないということもあるが、伝記映画ということを忘れさせる、自然な演技だ。監督はクリント・イーストウッドで、実はジャズへの憧憬が深い人とのことだ。
本人を知らないのにこの作品を観ようと思ったのは、ドラマ「高校教師」の主題歌にもなっていた森田童子『ぼくたちの失敗』の歌詞の中に「チャーリー・パーカー」とあって、それがとても耳に残っていたからだ。
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