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U2『Classc Albums : The Joshua Tree』

U2『Classc Albums : The Joshua Tree』

ロックの名盤アルバムが如何にして作られたのかを解き明かすドキュメンタリー、クラシック・アルバムズというシリーズ化された映像作品集がある。ザ・バンドのセカンドやフーの『Who’s Next』などが扱われていて、U2に関しては87年作の『The Joshua Tree』が取り上げられている。

映像は、『The Joshua Tree』の発売日にU2ファンと一緒に並んで買ったという、エルヴィス・コステロのコメントから始まる。以降、バンドの4人や関わった人たちのコメントにより、作品がどのような状況で、またどのようにして制作されたのかが語られる。当時U2は既にライヴバンドとしての評価が高く、アルバムのセールスがそれに追いついていなかったとのこと。それを挽回するような作品を作ろうという、スタッフ側の強い決意があったようだ。

プロデューサーであるブライアン・イーノやダニエル・ラノワ、ミックスで参加しているスティーヴ・リリィホワイトなどが、技術面やバンドに与えたアドバイスなどを語る(特に雄弁だったのはラノワ)。ボノはなんだか照れくさそうでほとんどことばを発せず、アダムとラリーは割と冷静にバンドの状況を捉えている。そして、注目はジ・エッジ。『Where The Streets Have No Name』のデモを自宅で録音したというテープを自ら聴かせる場面があり、とても興味深い(イーノがこの曲の収録に問題ありとして、録音テープを消そうとしたというエピソードも明かされる)。

ライヴシーンやPVもふんだんに取り込まれており、単なるドキュメンタリー作品には留まっていない。そして最後は、『Where The Streets Have No Name』のシングルのカップリング曲で、ベスト盤『The Best Of 1980-1990』に収録されたのにリンクしてPVが作られたという、『Sweetest Thing』で締めくくられている。

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