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アルマゲドン(1998年)

アルマゲドン(1998年)

2年前に劇場公開され、大ヒットを記録したSFアクション映画である。が、ワタシにとっては、その内容よりも『I Don't Want To Miss A Thing』が主題歌として提供された映画という感が強い。サントラCDも持っている。

巨大な小惑星が地球に接近し、このままでは地球に衝突してしまう。衝突すれば、その衝撃とその後に訪れる氷河期によって人類は滅亡する。この事態を回避するには小惑星に乗り込んで穴を開け、そこに核爆弾を仕掛け地球に落ちる前に爆破させるしかない。そしてNASAが調査した結果、それができる男は、石油堀りハリー()だった。ハリーは宇宙飛行士に掘削の技術を教えるのではなく、自分の部下を宇宙に連れて行くことで任務を引き受ける。

ハリーには一人娘グレース(リヴ・タイラー)がいるが、彼女は自分の部下フロスト()と付き合っていた。そのことを今まで気づかなかったのが悔しいのと、娘には自分が生きてきた世界とは違うところで幸せになってほしいと願っていたハリーは2人の交際を認めることができず、その部下の石油堀りとしての腕は認めていながらも、彼を目の敵にするようになる。

機材トラブルや吹き飛ぶ岩のため小惑星堀りは難航を極め、仲間が何人か犠牲になる。それでも最後は目標の深さを掘り、核爆弾を仕掛けることに成功する。しかし核爆弾の遠隔操作装置が故障。誰かがその場に残り、起爆のスイッチを入れなければならない。

クジ引きでフロストが残ることになった。ハリーが彼を見送るといい、しかし現場に降り立ったそのときになって、ハリーは彼を宇宙船の中に放り込み、自分が残ると言う。

娘を守るのがお前の仕事だ。
お前をずっと息子のように思ってきた。
最高の娘婿だ。

不覚にも、ワタシはここで泣きそうになっていた。隣で一緒に見ていた、ヨメさんも泣いていた。

先月、ハワイで式を挙げたとき、お義父さんが寂しそうだった。あまり多くを語らない人なのだが、果たしてワタシはこのお義父さんに許されているのだろうか、という思いが頭をよぎり、それがこのシーンにダブってしまったのだ。

結局、ハリーは時間ぎりぎりで起爆装置のスイッチを入れ、小惑星は爆発。地球は救われ、部下とハリーの娘は式を挙げて、映画はエンディングとなる。

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