Fuji Rock Festival'04/Day 1-Vol.1 British Sea Power/SikTh/Pe'z/The Killers







過去のフジロックでは、チケットの種別によって入場口は分けられていて、途中から待ち行列がぐちゃぐちゃになって、ほんとうなら並ぶ必要のない人まで並んでしまう、なんてことがあった。では今年はというと、まずは車道と歩道がはっきりと分けられ、また係員が要所についていて迅速に案内をしたことで、混乱はなかった。そしてチケットの種別が3日通しのみということで、入場口もその分広くなり、かつ有効に機能していた。


まずはグリーンステージへ。時刻が10時50分くらいになったところで、テーマ曲『田舎へ行こう』が流れる。続いて毎年ナビゲーションを務めている2人が登場し、注意事項を呼びかけると共に、いくつかの情報を。ほんとうに来るのかどうかが危ぶまれていたコートニー・ラヴは、この時点では「飛行機に乗った」と伝えられた。また、モリッシードタキャンを受けての代役だが、日高社長がこれぞというアーティストを見つけてきているので、当日までお楽しみにということだった(結果論になるが、このときこんな思わせぶりな言い回しは避けるべきだった)。





さてグリーンステージの一発目だが、ブリティッシュ・シー・パワー。「英国海軍」の意だそうで、ステージ上の機材にはなぜか植木の装飾がされ、そしてメンバーの何人かも植木を身につけて演奏していた。UKバンドというと、シャープなギターリフや甘美なメロディを連想しがちだが、彼らの音やパフォーマンスには、ごつごつとした生々しさを感じる。


続いてはレッドマーキーに移動し、シクスを観る。こちらもUKバンドなのだが、ヴォーカルのドレッドヘアにまず目が行き、そしてゴリゴリしたヘヴィーロックサウンドに五感を刺激される。フジロックって、スタートから何年かは決まって「ヘヴィー枠」があったのだけど、ここ2年はそうした傾向が薄れていると感じている(単に自分が観ていなかっただけかも)。増してやマーキーとなるとなおさらで、なのでとても新鮮に聴くことができた。





再びグリーンに舞い戻り、日本のジャズインストバンドであるPe'zを。当初は全く興味のない(失礼)バンドだったのだが、6月に東京事変のフジ出演が発表になったとき、はっと気が付いた。キーボードのヒイズミマサユ機は東京事変のメンバーであり、そしてもともとはPe'zの一員であったことを。なので、ここでの私の注目もほとんどヒイズミばかりだったのだが、実際はトランペットが軸になった、心地よい音色を轟かせていた。まもなく新譜をリリースするそうで、かつ全国各地はおろか、韓国で行われる夏フェスにまで参加するようで、彼らのそうした意欲的な姿勢が、パフォーマンスにもにじみ出ていた。


行ったり来たりで、今度はマーキーでキラーズを。まずは、オーディエンスのノリのよさにびっくり。アルバムは、まだ日本盤もリリースされていないというのに。これも毎年フジに参加していると感じることなのだが、皆の情報収集能力の高さに感服してしまう(それは裏返すと、自分の情報収集能力のなさになるのだが/汗)。ギターロックではあるが、ヴォーカルが要所でキーボードを弾き、それが心地よさを倍増させている。80'sぽいという形容をされることが少なくないらしいが、個人的にはレトロな感じはあまり受けず、単純にダンスロックとして楽しめた。


(2005.2.1.)
















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