Fuji Rock Festival'04/Day 0 前夜祭







関東甲信越は早々に梅雨明けし、となれば、今年のフジも好天に恵まれるという予想(そして希望)は、もろくも打ち崩された。自宅をクルマで出発したのは午後2時過ぎなのだが、関越道で埼玉を通過している頃は、強い雨で視界が遮られ、冷や汗モノでハンドルを握っていたのだ(台風上陸の影響と思われる)。しかし、7時前に苗場に着くと雨は降っておらず、ホテルにチェックインしてひと休みした後、会場へ向かう。





まずはチケットとリストバンドとの交換だが、例年は係の人が腕にリストバンドをつけてくれたのだが、今年は手渡されただけだった(色は赤白ツートン)。つまり自分でつけることになるのだが、説明書も一緒に渡されていて、書いてある通りに左手首に巻いてみる。実は、不正入場防止のためのICチップが内臓されていて、再入場時はこれをかざしてチェックするような段取りになるのだそうだ。


オアシスでは、盆踊りやイベントの真っ最中だった。入場無料でしかも地元の方々も参加されているからだとは思うが、それにしてもすごい人の密集度だった。途中女の子が集まっているところがあって、どうやらズートンズのメンバーがいたようだった。とりあえず、腹ごしらえのために牛タン弁当を食べていると、まもなくカウントダウンが始まる。そして時刻が夜8時になったとき、グリーンステージの奥の方から花火が上がった。去年はリストバンドの交換をしている最中に8時になってしまい、しかも濃い霧のためによく見えなかったのだが、今年はバッチリ見たぜ。


花火はまた前夜祭開始の合図でもあって、岩盤のブースではDJプレイが始まり、徐々に人が集まってきてダンスフロア状態と化した。レッドマーキーでもDJプレイが始まっていた。ラインナップを見ると、フェルミン・ムグルザ・コントラバンダ、ブラインド・ボーイズ・オブ・アラバマなどが出演。トリは今年はフジへの出演がない(サマーソニックにはエントリーされている)ユダとなっていて、結局フェルミン・ムグルザ・コントラバンダのライヴをサワリだけ観て会場を後にし、ホテルに戻った。





ユダが出るというのは既にネット上で噂になっていたし、フェルミンやブラインド・ボーイズといった、フジ出演アーティストでありかつ非ロック系のバンドが出るというのも、うすうすそんな気がしていて、正直言わせてもらうと「やっぱり」「またか」という感じ。いい意味で裏切られることを期待していたので(去年はそれがあった)、ちょっぴり残念だ。ただ、これから素晴らしい3日間が始まるのだし、そのための体力が温存できたと考えれば、どうということはない。


(2005.2.1.)
















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