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グリーン・ホーネット(2011年)

グリーン・ホーネット

父の急死により、急遽新聞社の社長に就任したブルーノ。生前父が雇っていた運転手カトーは、クルマに改造を重ね、自身は拳法の達人。ブルーノは、日中は新聞社で仕事をこなしつつ、夜はカトーと組んで街の悪を正すことを思いつく。2人には名前はなかったが、ブルーノは新聞社の編集会議で記事に取り上げることを命じ、「グリーン・ホーネット(緑のスズメバチ)」と名付けさせたー。

かつてアメリカでテレビシリーズとして放送されていた番組を、劇場版としてリメイクしたそうだ。アメコミのノリは、余計なことをごちゃごちゃ考えず気楽に楽しめ、そして笑える。ブルーノとカトーのコンビは、バットマンとロビンを思わせる。スーパーマンのクラーク・ケントは新聞社に務めているし、スパイダーマンのピーター・パーカーは、自分が撮った写真を新聞社に買い取ってもらっている。

ブルーノはコメディアンのセス・ローゲン、カトーは台湾人のジェイ・チョウ。ブルーノの秘書にキャメロン・ディアス。そして、監督はミシェル・ゴンドリーだ。ゴンドリーといえば、ビョークやレディオヘッドなどのPVを手がけ、エキセントリックな要素が必ず入っているのが持ち味。映画も数本監督しているが、「エターナル・サンシャイン」はファンタジックで少し切ないラヴストーリーに仕上げている。

劇場公開時、ゴンドリーが「グリーン・ホーネット」を監督すると聞いて、アメコミ仕立てに収まりすぎていてゴンドリーらしさが見られなくなるのではと思い、スルーしようと思っていた。しかし「王様のブランチ」にプロモ来日中の3人が生出演していて、劇中にゴンドリーならではの映像手法が組み込まれているのを知り、急遽観に行くことに。この作品は3Dなのだが、エンディングはほとんどの映画が上から下へクレジットを流す中、ココにもゴンドリー色が出ていて、まさにしてやったりである。『Live With Me』、ホワイト・ストライプス『Blue Orchid』など、ロックナンバーがふんだんに導入されているのも嬉しい。

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