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007 ゴールドフィンガー(1964年)

公開日: : 最終更新日:2023/02/14 ショーン・コネリー ,

007 ゴールドフィンガー(1964年)

MI6のジェームズ・ボンドは、上官のMから富豪ゴールドフィンガーの金の密輸の流れを調査するよう命令され、経営するゴルフ場にて賭けゴルフを挑み、イカサマを見抜いて負けさせる。

ゴールドフィンガーの車に発信器をつけて追跡し、工場にて金の密輸手段と「グランド・スラム計画」の断片を知る。ボンドは一味に捕獲されてしまい、ケンタッキー州に連行される。計画とは、アメリカ政府が貯蔵している陸軍基地を核汚染させ、自らが保有する金を高騰させるというものだった。

シリーズ3作目だが、今回はなんだか粗が多い。一味がボンドを捕らえ、殺す寸前まで行っておきながら、ボンドが計画を知っていると言っただけでやめる理由は何か。ボンドを飛行機で連行したのはプッシー・ガロア(彼女が今回のボンドガール)だが、一転してボンドに入れ込む展開が雑だ。計画実行で空から撒き散らすガスが実は入れ替えられていたというのは、間抜けすぎる。コメディ路線を狙ったのかもしれないが、なんだかなあ。

ボンドはお馴染み。ボンドガールのプッシー・ガロアは、オナー・ブラックマンという人だ。ゴールドフィンガーの用心棒オッドジョブは、ハロルド坂田という日系人プロレスラー。来日して日本のリングにも上がっているとのこと。

プッシー・ガロアという名は、どこかで聞いたことがあった。それは、ジョン・スペンサーがブルース・エクスプロージョンの前に組んでいたバンドのバンド名で、まさにこの作品の役名から頂戴したそうだ。

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