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機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER

公開日: : 機動戦士ガンダム

機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER

1年戦争終結から半年あまりが経過した、宇宙世紀0080。ジオン軍リビングデッド師団の生き残りダリル・ローレンツは地球に逃れ、ジオン残党軍の諜報部隊としてスパイ活動に従事していた。地球連邦軍ムーア師団の生き残りイオ・フレミングたちも地球に渡り、モニカ・ハンフリー率いるスパルタンに所属。地球連邦軍から独立した南洋同盟からリユース・サイコ・デバイス(RPD)の技術を奪還する、サンダーボルト作戦に参加する。

前作「DECEMBER SKY」では宇宙が舞台だったが、今回は地球のオーストラリア周辺を舞台とする。大胆な舞台の移動は「装甲騎兵ボトムズ」でのウド編からクメン編に移ったかのようでいて、結構好感が持てる。前作ラストで行方不明になったクローディアが、記憶を失って(というか洗脳されて)南洋同盟の士官としてスパルタンに立ちはだかるも、徐々に記憶を取り戻すくだりや、RPGの開発者でありながら精神崩壊してしまったカーラなど、主要キャラクターの立ち位置の変化もいい。

連邦、ジオン残党、そして南洋同盟の三つ巴の争いも、劇中の時間軸では後になるがZガンダムでのエゥーゴ、ティターンズ、アクシズの争いを思い起こさせる。南洋同盟がカルト宗教っぽいのが、ガンダム的には異端というか攻めているというか。そこに見え隠れしているのはニュータイプ研究であり、モニカがかつてはニュータイプ研究所に所属していて、南洋同盟を指揮するレヴァン・フウとかつて関わりがあったという巡り合わせも面白い。

ジオン残党軍がゴックやアッガイ、ズゴックといった、水陸両用モビルスーツを活用しているのも新鮮だ。そもそも、水中での攻防はファーストガンダムで少し描かれたくらいだし(それとも、他のガンダムシリーズでもあったかな)。個人的には、ファーストをリアルタイムで観ていた頃に作ったガンプラのひとつにアッガイがあったので、そのときの記憶が少しよみがえってきた。

てっきり、サンダーボルトはもう完結しているものとばかり思っていたので、完結せずに唐突に終わってしまったのにはびっくりした。スパルタン艦内に南洋同盟のスパイと思われる人物も潜んでいて、まだひと波乱ありそう。・・・なんだけど、アニメの続編が公開されるのはいつになるやら。去年暮れに「NT」が公開され、「閃光のハサウェイ」が劇場版3部作として公開されることもアナウンスされているので、その後になってしまうのかな。

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