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アメリカン・ギャングスター(2007年)

アメリカン・ギャングスター(2007年)

1968年.ニューヨークのハーレムを仕切っていたギャングのボスが亡くなり、その運転手だったフランクは、自分が仕えてきたボスのやり方を会得し、更にはベトナム戦争で出兵していたいとこを利用し、東南アジアから純度の高い麻薬を密輸して安く売りさばいて、ハーレムを牛耳る存在にのぼりつめる。

一方、刑事のリッチーは真面目で誠実な姿勢を貫き、金品着服など汚職が当然の警察内部では浮いた存在に。やがてリッチーは新設された麻薬捜査班の責任者となり、フランクの存在を突き止める。

リッチーはラッセル・クロウ、フランクはデンゼル・ワシントンのダブルキャスト状態で、監督はリドリー・スコットだ。ただ、フランクは悪人のはずだがデンゼル・ワシントンは悪人に徹し切れてなかったし、ラッセル・クロウも知的で穏やかで正義感を持った刑事という役どころとは違和感があった。デンゼル・ワシントンは、他の映画で正統派を演じ過ぎていてそのイメージを払拭するには至らず、ラッセル・クロウも熱血漢や型破りの役柄の方が合っていたはずだ。

ストーリーとしては、前半の鈍い展開にはやや退屈してしまったが、リッチーとフランクの行動がそれぞれ別々に描かれていて、2人が直接対峙するのはほとんどラスト近くという持って行き方は見事だったと思う。

この作品は、実話に基づいて作られたそうだ。リッチーは刑事を務めながら夜学に通い、司法試験に合格。逮捕されたフランクを起訴し、フランクに協力させる形を取って汚職警官を次々に挙げて行った。やがてリッチーは、刑事を辞めて弁護士に転身。その最初の依頼人がフランクだったそうである。フランクは捜査への協力が認められて刑期が短縮され、終身刑に近い刑だったのが15年で出所しているそうだ。

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