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マトリックス リビジテッド(2001年)

マトリックス リビジテッド(2001年)

SF映画に革命をもたらした「マトリックス」。全3部作だが、第1作のメイキングが2時間オーバーの映像作品としてまとめられている。

トーマス/ネオのキアヌ・リーブス、モーフィアスのローレンス・フィッシュバーン、トリニティのキャリー=アン・モス、エージェント・スミスのヒューゴ・ウィーヴィングなど、主要キャストは当然登場。映像は、数か月に及んだという格闘シーンの稽古からスタート。彼らは基本的に代役を使わず、自らこなしていた。キアヌ・リーブスは頸椎を痛めていて、首をギブスで固定しながら練習をこなしていた。

カンフーアクションの指導には、ジャッキー・チェンのカンフー映画を何本も監督した中国の人を起用。これが、この人にとってのハリウッド進出にもなっている。臨場感溢れる格闘シーンの裏付けはこういうことだったのかと、納得させられる。加えて、今や多くの格闘シーンではお馴染みになっている、ワイヤーアクション。空中を駆け巡るだけでなく、壁や天井をも走り回るシーンを体で習得しようとする、俳優陣の奮闘が見ものだ。

90年代後半は、デジタル技術で表現することが可能になった時期と思われ、舞台背景やマトリックスの世界を表現する一方、生身の人間の動きの補完を実現(ただ、この時点ではまだアナログっぽさが残っていて、「リローデッド」「レヴォリューションズ」ではいよいよCG技術が前面に出てくる)。

ロケは、主にオーストラリアのシドニーで行われていた。モーフィアスがネオをマトリックスに導く過程で世界観の解説をするのだが、路上でネオがすれ違う人々には、ほんとうの双子や三つ子をエキストラとして起用していた。ビル屋上でのスミスとの対決で銃弾を見切ってかわすシーンの、リハーサルを重ねた上で本番に臨むシーンがあった。

尚、監督のウォシャウスキー兄弟より、既に全3部作であることがこのメイキングにおいて明かされていた。

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