ビョーク(Björk)、2001年以来7年ぶりの単独来日公演
ビョークの来日公演が、今夜から始まっている。ワタシは22日の武道館に行く予定である。
ビョークは来日自体はいちおうコンスタントにしているが、フェスだったりライヴ8だったりもしているので、単独公演となると2001年の暮れ以来約6年ぶりということになる。そして、その2001年の公演はオーケストラの動員を含むかなり特殊なステージになっていた。ので、通常のスタイル(この人の場合、何を以て通常とするのかもかなり微妙なのだが)での公演となると、それこそずいぶんとご無沙汰になる。
ワタシの中のビョーク像というのも、とっちらかっている。初ビョークは98年のフジロックだったが、このときはイギー・ポップを観た後で、アンコールしか観れなかった。2001年の『Vespertine』ツアーは、東京3公演のみでそしてホールクラスの会場ということもあって、チケット争奪は熾烈を極めた。ワタシは幸運にも最終公演のチケットを入手することができ、そしてなんとオーケストラピットを目の前にする形の最前列でライヴを堪能することができた(よって、今でもこのときのイメージが強い)。
2003年のフジロックは、またしてもイギー・ポップとバッティングしていて結局イギーの方を選び、ライヴ8のときはジェフ・ベックの公演のチケットをその前に取ってしまっていたので、どちらも観られなかった。
初期のビョークは、何をしでかすかわからないぶっ飛んだところがあった。しかし『Vespertine』の頃は、成熟した女性としての落ち着きや、人としての逞しさがにじみ出ていた。9.11を引きずっていたことや、このとき彼女が身ごもっていたことなども関係していたのかもしれない。
去年のコーチェラのライヴをWebキャストで観ていて、現在のビョークにはぶっ飛んだ感がよみがえってきているのではという気がしている。武道館で彼女を観られるのを楽しみにしている。
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