Radiohead 98.1.18:東京国際フォーラム ホールA

昨年、ボブ・ディランの驚愕のパフォーマンスにブチ切れてステージ前に突進して以来の国際フォーラム、そして今日はレディオヘッド。定刻より約20分遅れてスタートとなる。それにしてもよくこんなに客が入った。





昨年発表の『OK Computer』からの曲が中心となり、演奏は進む。曲が始まり、そして終わるたびに悲鳴ともつかぬ歓声がわき起こる。とにかく客のノリがもの凄い。『The Bends』からの曲が演奏されると一層歓声のヴォリュームが上がる。どうやらディープなファンが5000人集結しているようだ。確か来日は3度目のはずだが、個人的には今回が初なので、こんなにも支持する日本のファンがいるのかとびっくり(確かどの公演ももの凄い勢いでSold Outになったはず)。彼らの曲はどの曲も暗く、重く、せつなく、危うく、しかし美しい。そういう意味では割と日本人好みの音かもしれない。


ステージは『My Iron Lung』で一旦終了。しかし割れんばかりの拍手の中、メンバー再び登場。『Pabro Honey』からの『You』に一層盛り上がる。アンコールは結局2回あり、計1時間50分程のライヴだった。ほとんどインプロのないアルバムまんまの演奏は意外だったが、恐らく現時点でバンドとして持てる全てを出し尽くしてくれたように感じ、満足したライヴだった。同行した友人はもっとアップテンポの曲をやらなきゃダメだと言っていたが。『OK Computer』はディープなファンにはあまり好評ではないのでしょうか。


開演20分前位に行ったのに、凄い人の列になっていて、入るのに結構待たされた。なんで?(友人は開演40分前で同じ目に遭ったとか)あと、国際フォーラムって、駅からは近いが、それでも結構歩かされる。音はいいんだけど。


先日BSでグラストンベリーを放映していて、レディオヘッドも出演していたので格好の予習材料にさせていただきました。フジロックは去年出演したミュージシャンは今年も出たいと言ってくれてるようですが、他のバンドにはどのように認知されているんでしょう。





私は、レディオヘッドについてはセカンドが出る頃にファーストを買い、サードが出る頃にセカンドを買い、というように遅れてきたファンもいいところで、それが、1月の来日決定で一気に追い込みをかけたという訳です。『OK Computer』は本国では絶大な評価を受けたようだけど、日本では賛否分かれているみたい。私は『Pabro Honey』がいちばん好きです。




(98.1.18.)


















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