正直なところ、序盤はバンド内のコンビネーションが今ひとつで、各人のパフォーマンスがうまく融合していないように見えた。昨年リリースされている新譜『In Our Bedroom After The War』を聴いたところ、そこに凝縮されている楽曲はどれも演奏力の高いものばかりだったが、それをライヴの場で再現するには技量が不足しているのかと思ってしまった。しかし、それもライヴが進むに連れて少しずつ持ち直してきて、中盤以降はこのバンドの演奏力の高さを実感できるようになってきた。ライヴは約1時間に渡り、ジョイントではなくスターズの単独ライヴでは?という錯覚を起こしそうにさえなった。
終盤は1曲1曲が重厚感を帯びて迫ってくるようになり、そして本編ラストはこのバンド最大のアンセムであろう『Ibi Dreams Of Pavement』で締めた。エイミーも参戦し、終盤では再びスターズのベーシストがトロンボーンで登場したのだが、なんとDJオズマばりの全裸スーツに、赤いブーメランパンツをはいていた。スターズのライヴのときから妙な存在感を放っているなあと思ってはいたが、こういう人だったのだ(笑)。