さて音の方だが、非常にラウドでハードであり、『Where You Been』『Without A Sound』に近い印象がある。ただ、これらの作品はJがバンドを牽引する形でプレイされているのに対し、『Beyond』はJとルー、それにマーフという3者が対等に渡り合い、同じくらいの熱量を以ってぶつかり合い融合しているように思え、この感触はまぎれもなく初期ダイナソーだ。つまりは、サウンド面とパフォーマンス面の両方を以って、ダイナソーのキャリアを集約したかのような仕上がりだと感じる。
いったんJはステージを後にするが、ブライアンが客を煽るようなMCをし、客もそれにつられるようにして拍手のヴォリュームを上げた。私はステージ向かって左側にいて、右奥の袖の様子が結構よく見えていた。何人かのスタッフがいる中でJはもそもそしていて、そのJに届けとばかり私も拍手をした。するとJは再登場してくれて、アンコールとして『What Else Is New』を披露。ソロアコースティックライヴの方も結局約1時間に渡り、全てが終わったときは、時刻は午後10時近くになっていた。