Electraglide 2002 Kraftwerk以外のアクトや会場の様子など

個人的に目当てはクラフトワークだけだったのだけど、実際のところイベント終了となる朝7時まで会場にいたので、他のアクトや会場の様子などについて、簡単にまとめてみる。私は今回がエレクトラグライド初参加なので、過去2回と比較することが難しいのですが、ご了承下さい。



1. ライヴステージ Squarepusher/砂原良徳
2. DJステージ Tim Deluxe/X-Press2/Sasha/Andrew Weatherall
3. 会場 幕張メッセ国際展示場1番~3番ホール
4. ショップエリア 食事やグッズ売り場
5. トータル 全体としてどうだったか












1. ライヴステージ Squarepusher/砂原良徳

スクエアプッシャーは、たったひとりで電子機材を忙しく操りまくり、爆音とフラッシュライトでフロアを席巻。合間に「yeahhhhhhhh」「come onnnnnnn」と叫び、それにつられてオーディエンスも熱狂していた。アンコールもあって、今度はベースを弾きながら機材操作。持ち時間1時間のところを、10分ほど押して終了。


まりんこと砂原良徳のときは、ステージ中央に大きなスクリーン。両端に少し小さめのスクリーンが設置。まりんは中央に立ち、サポート(VJ?)が右に陣取っていた。曲はほとんどがミディアム調で、フロアはレイヴパーティー状態とはならず。電気グルーヴの予備知識しかなかった私にとってはかなり意外なたたずまいだったが、鮮明で斬新な映像はよかった。スクエアプッシャーが押したので10分ほど遅れて始まったのだが、終了は予定通り。まりんのライヴを観終えたところで、帰る人が出始めた。








2. DJステージ Tim Deluxe/X-Press2/Sasha/Andrew Weatherall

午後9時の開場時から朝7時の終演時まで、ほとんど切れ目なく稼働。DJブースは鉄骨のアーチで覆われてはいたものの、DJの姿自体はよく見えた。ステージの両端には大きなスクリーンが並び、更には中央部のPA後方にも両面スクリーンがあって、映像にかぶさるように「Electraglide 2002」の文字が何度も浮かんだ。


私はライヴアクトがあるときはライヴステージにいたので、そのときの様子はわからなかったけど(ガラガラになったこともあったのかなあ)、ライヴの方が終わるとオーディエンスはDJステージの方に流れて行くといった具合だった。フロア内は思い思いに踊る人で溢れてはいたものの、あまり窮屈になることはなくて移動も割と楽。DJブース前にも気軽に足を運ぶことができた。








3. 会場 幕張メッセ国際展示場1番~3番ホール

1番ホールがDJステージ、3番ホールがライヴステージになっていて、間の2番ホールが物販や飲食・喫煙スペースという配置だった。入場ゲートも2番ホールで、階段を降りると総合案内のボードが。クラフトワークの時間変更もココで告知されていた。


コインロッカーは、ライヴステージの更に奥にあった。設置数や入場者数からいざ中に入ってもいっぱいで使用できなくなっている場合もあると思い、私は結局入場ゲート外のロッカーを使用。朝8時を過ぎると課金が追加されるという、貼り紙がされていた。


トイレは計4箇所を開放。ライヴ終了直後などはさすがに長蛇の列になっていたが(特に女子の方は)、時間を外しさえすれば極端に待たされることはなかったと思う。あと私は気が付かなかったけど、簡易トイレも設置されていたようだ。


会場内は、思ったよりも寒かった。歩いたり踊ったりと体を動かしているときはともかく、座って休んでいるときは寒さが気になった。Tシャツ姿の人も、あまり見かけなかったと思う。寒いのは、外気の影響もあったのかな。


ゴミ箱の数が少なかったように思う。参加者のマナーの問題もあるが、終演時は場内はゴミだらけになっていた。残念。










4. ショップエリア 食事やグッズ売り場

食事のブースは8箇所ほどあった(ドリンクオンリーのブースが2~3箇所)。午後9時台はすいていたが、クラフトワーク終演後以降はどこも列が連なっていた。私はフォーというベトナムラーメンや中華がゆ、フランクフルトを買って食べたのだけど、値段はどれも高めですなあ。


グッズ売り場は早い時間帯では入場規制もしていたが、それでもさほど待たされることなく入ることができた。クラフトワークのグッズだけが別に仕切られていて、他の売り場に比べて密集度が高かった。最終的に、クラフトワークのグッズだけは完売した様子だ。エレクトラグライドのオフィシャルTシャツもありました。


グッズ売り場の隣がHMVのブースになっていて、参加アーティストのCDを販売。国内盤ばかりだったが、外資系のHMVなら外盤のCDも扱ってよさそうなものだ。特にクラフトワークの作品の中には、外盤オンリーのものもあるのだし。


またHMVはエレクトラグライドのストラップを作っていて、売り子のお姉さんがあちこちで配っていた。恐らく参加者のほとんどが、これを受け取ったと思われる。ストラップにはペンライトがつけられていて、暗いところでピンクに点灯。中には5本も10本ももらって、首からぶら提げまくっている人もいた(笑)。










5. トータル 全体としてどうだったか

テクノ系のインドア大規模オールナイトイベントとして、WIREと並び立つエレクトラグライド。ゴミ散乱や参加者のマナーなど、いくつかの問題はあるが、今後も続けてほしいイベントだ。7組のアーティストで7500円というチケット代も、良心的だと思うし(ポール・マッカートニーやローリング・ストーンズのチケット代ときたら・・・)。


ただ、(これはその人の趣向それぞれにもよるのかもしれないが)ヘッドライナーのアーティストの単独公演というのを、東京圏でやってもらえないだろうか。ヘッドライナーにはそれ相当の固定したファンがいると思うし、そのアーティストだけを観たいというニーズもあるはずだ。東京圏ではオールナイトのイベント形式で、地方では単独で、という方向に向かっている気がしてならない。



















Kraftwerkのライヴへ




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