Sonic Youth Opening Act 98.10.17:Club Citta

出てきたのは日本人男女の2人組で、挨拶もせずに機材の前に立ち並び、いきなりピコピコやり始める。観客はなんかあっけにとられたようにぽかあんとなってしまう。2人とも無表情で無愛想だ。以前、1月のプロディジーのときにも思ったことだが、前座あるなら事前に告知してほしいよなあ。チケットにも何も書かれてないし。この2人組は結局20分近く "環境音楽っぽいテクノ"のような音を鳴らし、そして去って行く。


機材の取り替え作業が進む。なぜか太ったスタッフが多い。ん、マイクスタンドが1本?おかしいじゃん、3本なきゃ、と思ってたら、まるでたまのdsのような体型のぼてっとした人が凄い勢いで登場。



 「すいません、もう1コ前座です!」


歯切れよくしゃべった後、怒号のような音が鳴り響き、そしてこのぼてっとした人の絶叫ヴォーカルが始まる。この人の体中には自分のバンドのビラがベタベタ貼ってある。なんだか、思わず笑ってしまった。しかし、元気がよくて、インパクトがある。メンバーの平均年齢高そうだけど。ぼておくん(こう呼ぶことにしよう)は右に左に動き、客席をじっとにらむ。笑う客、喜ぶ客、なかなかイイ感じである。そしてこのぼておくん、突然客に向かってダイヴ!


弾けてる。壊れてる。でもなかなかやるな。そして、ステージ左奥でごそごそやってるメンバーの中で最年少と思われるgのコ。しかし、このコが弾くgはホウキを改造したものらしく、これだけでもう笑う。そして、このコも客に向かってダイヴ!さっきの前座とは大違いだ。そして、今度は女のコのダンサー2人が出て来てぴょんぴょん跳ねながら踊る。ぼておくんはマイクを客に向け、スタンドを自分の腰にあてて振っている。飽きさせないなこの人たちは。これも結局20分ぐらいのパフォーマンスだったが、なかなか気持ちよかった。



 このバンド、名前はバロムワンというらしい。




(98.10.20.)
















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