U2 98.3.5:東京ドーム

ついにポップマートツアーでU2が日本上陸!巨大なセットもなんとかすっぽりと東京ドームに収まっている。例のオーロラヴィジョンはバックスクリーンがまるで見えなくなるくらい大きい。向かって右側に大きな"レモン"が吊されている。しかし、見た感じは結構安っぽくて、これなら前回のZoo TVのセットの方が・・・とか思っているうちに、客電がついたままでヴァーヴの『Bittersweet Symphony』が鳴り響く。これイントロだけかと思ったら結局フルコーラス。で続いて『Mission Impossible』が流れ、『Pop Muzik』に入ったところでようやく客電が落ちて場内ざわざわ。巨大スクリーンに"POP"の文字が出現し、まもなくアリーナBブロックの右側辺り(推定)からメンバーがぞろぞろ歩いてきた。Zoo TVツアーのときと同様、今回も花道がアリーナ席に突き出す形で作られており、メンバーは花道を駆け上がってステージへと向かう。





『MoFo』から意外な『I Will Follow』、そしてボノが一言「Michael Hutchence」と言い放って『Gone』を演奏。昨年自殺してしまったマイケル(インエクセス)に捧げるということか。その後は新作『Pop』からの曲が中心で、その中にかつての曲をおり込むといった選曲だ。巨大スクリーンにはメンバーのアップや曲のモチーフに合わせたアニメや写真が映し出されている。それにしても、今更ではあるが名曲が多い。中盤の『New Year's Day』『Pride』『I Still Haven't Found What I'm Looking For』と続くあたりは、まるでポール・マッカートニーのビートルズメドレーにも匹敵する反則技のようだ。『Bad』の終わりにはなぜか『Ruby Tuesday』のサビを歌うという一場面も。


この後ボノとジ・エッジが花道前方に来て、アコースティックで『Staring At The Sun』を切々と歌う。そして、意表を突くエッジのソロで『Sunday Bloody Sunday』!結構盛り上がっていたが、エッジのヴォーカルは個人的にはお世辞にもうまいとは思えなかった。『Please』を切々と歌い上げた後、『Where Streets Have No Name』の切れ味鋭いリフが響き、大団円で本編が終了。





ほとんど間を置かずに『Lemon』のリミックスでアンコールがスタートする。そして、巨大レモンが銀色にぎらぎら光りながら動き出し、2つに割れて中からメンバー登場。花道に降りながら『Discotheque』へとなだれ込む。次の『If You Wear That Velvet Dress』ではBonoが客の女の子に抱きつかれながら歌い、『With Or Without You』ではその子に膝枕される形で歌っていた。相変わらずこんなことやってんのか・・・。


そしてアンコール2回目。バットマンフォーエヴァーの『Hold Me ~』で始まり、2曲はさんで『Pop』のラストナンバーでもある『Wake Up Dead Man』で全てのステージが終了した。メンバーが去った後、インエクセスの『Never Tear Us Apart』が流れながら客電がつく。約2時間20分にわたる素晴らしい体験だった。


その前に見に行ったオアシスのライヴが個人的に今ひとつだったこともあり、やはりU2はやる、と実感した。がしかし、ライヴとしては前回のZoo TVツアーの方がインパクトがあり、完成度も高かったような気がする。『Achtung Baby』で行くところまで行ってしまい、そして『Pop』で実験を克服した新たなU2サウンドを獲得したわけだが、ライヴではその焦点が今ひとつ定まっていなかったように思う。




(98.3.6.)


















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