Foo Fighters 98.1.31:Liquid Room

日中、フジロック97のビデオのフー・ファイターズのパフォーマンスを観ながら、あの日あの時自分もあの場所にいたことをしみじみ思いだし、電車の中で『The Colour And The Shape』を聴きながらライナーを読み、そしていよいよリキッドに到着。すごい人。リキッドの定員は1100人程度と聞いていたが、絶対それ以上入っていると思う。





開演前のBGMとしてにロキシー・ミュージックの曲を流しているのは笑ったが、それがいきなり『Smack My Bitch Up』に変わり、更に『Breathe』へと続くと、反応して少しモッシュしている人たちがいた。いよいよ客電が落ちる。バンド登場。そして、真っ暗な中、ドラムの音が鳴り響く。ステージにライトがともると、なんとデイヴがスティックを握ってのツイン・ドラム!!客は一気に前に押し寄せ、大熱狂の中『Monkey Wrench』でスタート。最初から沸点に達してしまった。再現だ。これはフジロックの再現だ。


フジロックのときもそうだったが、セカンドからの曲が中心となってライヴは続く。今回改めてセカンドを聴き直してみて、時間の短い曲が多く、しかしそれらはみな短さを感じさせない非常に密度の濃い曲であり、それが集合体となってアルバムを形作っていることに今されながらに気づいた。それがそのままライヴにも持ち込まれていて、更にアドリブがプラスされ、テンションが高いまま演奏は進む。





後半、『Everlong』の後、1/22のBlitzでのアクシデントについてデイヴが謝り(デイヴが体調不良のため、一旦ステージを離れたが結局復帰できず、残り6曲ほど残して中止となった)、そのまま『New Way Home』と続き一旦ステージは終了。が、もちろんアンコールでメンバー再び登場し、『This Is A Call』をブチかます。そういえばまだこの曲が残っていたのかと思う程、それ以前までのパフォーマンスが素晴らしかったので、まさにダメ押し。『Walking After You』をはさんでラストはもちろん『I'll Stick Around』!!感動の1時間20分だった。





個人的には初来日公演を観に行っていて、更に昨年のフジでも見ているので、今回はもういいかなと思っていた。それが22日のBlitzのアクシデントを知り、これは見なくては、とすっかり気が変わって足を運んだわけで、もちろん見終わった後ではそんなうだうだしたことを考えていた自分が恥ずかしい。それにしても、メンバーチェンジも発生しているというのに、今のバンドの充実ぶりからすると、もうニルヴァーナがどうとかカートがどうとか言われることもないだろう。今まで突っ走りすぎた感があるので、少し休んだ方が・・・というのは考えすぎかな。




(98.2.1.)


















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