ほとんど何の前触れもなく、あるパンキッシュな曲が始まる。ようく歌詞を聴くと、何とこれは『君が代』だ!『君が代』を国歌として定める法案が半ば強引に可決されたが、それに対する清志郎なりの回答、そして問題提起とでも見ればいいのか。ラフィータフィーはまだアルバムを発表してはいないが、もしこの曲が収録されて発表されたら、『Love Me Tender』のときのようにまた物議を醸すな、と思った。
(予定通りに、とでも言えばいいのか、ポリドールレコードはこの『君が代』収録のアルバム発表を許可せず、結局インディーレーベルから発売されることとなった。『Love Me Tender』〜『Covers』のときと同じように。自由はシステムに組み込まれ、抑圧は11年経った今でも変わらないということなのか。)
ブラック・クロウズが90'sのストーンズなら、オーシャン・カラー・シーンは90'sのスモール・フェイセズだろうか。はたまた地味なオアシスか(失礼)。進行が遅れたことと関係しているのかいないのか、出演順が入れ替わって早めの登場となる。もちろん代表曲を惜しげもなく披露。『The Riverboat Song』を。『The Day We Caught The Train』を。アンコールは、これも最早お決まりになりつつあるビートルズの『Day Tripper』。
夕食がてらにNew Band Stageまで足を伸ばす。こちらはいよいよWinoがこのステージの大トリとして出演しようというときで、せめて1曲だけでもと思い、地べたに座って和牛串焼を食べながら少しの時間待ってみる。がしかし、なっかなか出てこない。時計とのにらめっこになり、夕方6時になったところで諦めてグリーンステージに戻る。むむー。