Summer Sonic 2006/Day 1-Vol.1 Johnny Boy/Amusement Parks On Fire/65Days Of Static







10時ちょっと過ぎに現地入りしたのだが、ここでまず驚いた。幕張メッセの駐車場につながる陸橋のところで既に渋滞していて、入庫するまでに20分くらいかかってしまった。そして、初めて料金所の奥側に停めることに。サマソニを始め、いくつかのロックイベントや通常のイベントで何度も利用している駐車場だが、こんなに混雑しているのは初めてのことだし、料金所の奥に駐車スペースがあるということも、今回初めて知った。


チケットのリストバンド交換は数箇所で行われていて、私は幕張メッセ1番ホール入り口前で交換をした。実際には1日券と通し券とでは受付場所が分かれていたのだが、係員の呼びかけが不十分であるために列は一緒くたになっていて、無意味に長く伸びていた。受付に近づいてくるとようやく呼びかけがあって、通し券の人は列から外れて右側に並び直した。しょっぱなから出鼻をくじかれつつ、これもサマソニらしさかなと思った。


今回は、幕張メッセは1番から6番ホールまでを使用。7番8番は、恐竜展で既に使用されていた。マウンテンステージが1番ホール、ソニックステージが6番ホールと、つまり両端に設営。マウンテンステージは、昨年2ホール分の広さだったので、規模が縮小されたことになる。その間の4ホールに物販や食事、クローク、スポンサーのブースなどが設置されていた。昨年も人が多くて混雑していたが、それ以上の混みっぷり状態であることを体感し、精神的に少ししんどくなった。





まずは、マウンテンステージに足を運んだ。ライヴのスタート時間である11時になったところで、ジョニー・ボーイが登場。男女2人組のユニットだと思っていたがここではバンドスタイルになっていて、その中で2人がライヴを牽引していた。女性の方がメインヴォーカルを務めること多く、男性は脇に回ってギターで手堅く固めるという感じで、曲はコンパクトでメロディはポップかつパンキッシュだった。が・・・、2人のヴォーカルのハーモニーが取れていないのはともかく(ズレが持ち味なのかもしれないので)、演奏そのものがあまりにも稚拙なのが、観ていてかなりキツかった。


ソニックステージに移動。マウンテンステージよりも閑散としている中、ちょうどアミューズメント・パークス・オン・ファイヤが始まった。バンド名を直訳すると、遊園地炎上、とでもなるのだろうか。かつてのライドやマイブラといった、シューゲイザーバンドの後継者という紹介のされ方をしていて、個人的に結構期待していた。のだが、轟音ギターノイズ炸裂!とはならず、小さくまとまってギタープレイを繰り広げているようにしか見えなくてがっくり。こんなんじゃ、とてもじゃないが先のバンドの後継者だなんて、恥ずかしくて言えないよー。音が小さかったのも不満だった。


再びマウンテンステージに移動し、65デイズ・オブ・スタティックを観る。こちらはイギリスはシェフィールド出身の4人組で、ヴォーカルは一切なく、全編インストでめくるめくギタープレイを繰り広げていた。ギタリストは2人いて、両者のプレイが交差するわけではないが、といってバラバラでもなく、微妙な距離感を保ちながらヘヴィーなリフを淡々と発していて、かなり好感触。ヘヴィーなモグワイというか、そのモグワイと同じくフジロックに参加していたアイシスにも近いものを感じた。3バンド目にして、やっとまともなライヴに出会えたという気になった。


(2006.8.17.)
















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