Sonicmania'04 - Vol.4 会場やステージ、物販など







 午前11時に開場し、午後10時近くまでの開催という、かなりの長丁場になったソニックマニア。 ここでは会場や物販の様子などについて、簡単にまとめてみる。

1. 会場 幕張メッセ国際展示場1番~3番ホール/イベントホール
2. ステージフロア 対面ステージで交互に進行
3. ショップエリア 食事やグッズ売り場
4. 仕切り 主催者の手際
5. トータル 全体としてどうだったか












1. 会場 幕張メッセ国際展示場1番~3番ホール/イベントホール

 チケットとリストバンドの交換は、イベントホールで行われた(今回のリストバンドは、なんと紙製!)。同ホール内にはグッズ売り場やロッカーも敷設。ロッカー代は500円だったそうだが、メッセの入り口や通路内にあるロッカーは、300円からだったそうな(私は終演後の混雑を避けるため、ロッカーは利用せずデイバッグに荷物を入れて背負って動いていた)。


 入場は1番ホールから。1番ホールは、食事やグッズ売り場といった物販のブース。2番ホールから3番ホールまでがぶち抜きになっていて、コチラがライヴフロアに。インドアとはいえ、冬場のフェスなので場内は寒いのではないかと不安だった。が、じっとしていても寒さを感じることはなく、どうやら空調が効いていたようだ。


 トイレは、1番ホールの両端2箇所と、2番ホールの1箇所が開放。1番ホールの海側には、外に女性専用の簡易トイレが設置されていた。各アクトのライヴ終演直後は混み合ったが、時間を外せば利用に問題はなかったと思う。








2. ステージフロア 対面ステージで交互に進行

 フロアは4番ホール側が前方、駐車場側が後方となり、右手側前方の角にオーシャンステージ、左手側前方の角にマウンテンステージが設置。ステージの大きさはコンパクトで、ふだんの幕張メッセのライヴでのステージのように、アーティストから見下ろされるという感覚はなく、むしろ同じ目線で楽しめる。両ステージの間にはスクリーンがあって、ライヴ中はステージの模様を映し、セットチェンジの間は注意事項や「ソニックマニア」のロゴが表示されていた。


 チケットにはブロック指定こそされていないが、実際のフロア内は非常に細かくブロック分けがされていた。後方はオーシャン側とマウンテン側の大きく2つに区切られているだけだが、前方はステージ直下が左右2ブロックに分かれていて、その後方にまたブロックが。両ステージの前方ブロックを行き来するには、一度後ろの方まで下がってからもう一方のステージにまで歩いて行かなければならず、人によってはいらついたかもしれない。マウンテンステージの前方ブロックは、プレイモの辺りから混み出し、Kornの頃には入場規制がかかった。









3. ショップエリア 食事やグッズ売り場

 入場口からエレベーターを降りてすぐのところに、総合案内及びスポンサーブースが集結。タワーレコードではアンケートに答えるとタオルがもらえ、ソニーでは携帯から空メールを送り、待受画面をダウンロードすると8曲収録のサンプラーCDがもらえた。HMVでは、出演アーティストの作品を販売。


 食事エリアは充実。私が食べたのは、沖縄料理店でのソーキそばやサルサドッグ、タイラーメン(2つの店舗で出していた)、ナンドッグなど。そして、有名ラーメン屋さん「くじら軒」が出店。メニューはしょうゆオンリーだったのだが、飛びきりおいしいというほどでは・・・(以下自粛)。


 今回ほとんどの出店が「@ぴあ」と提携していて、100円割引クーポンを利用することができた。クーポンをもらうには、その場で会員申し込みをする必要があるのだが、私は@ぴあの会員になっているので、Myデジポケ番号を記入してチケットを取得。そして、チケットはすかさずくじら軒で使ったのだった。


 グッズ売り場は、前述の通りイベントホールにあったのだが、メッセ1番ホールの奥の方にも設置。既に初日だけで売り切れてしまったオフィシャルTシャツもあった。今回は、パンフレット作らなかったのね。そして売り場の上の階には、ibookでのネットスペースと、プロモーターの入会受付ブースがあった。








4. 仕切り 主催者の手際

 今回は、スリップノットにシャム69、フィンチがドタキャンになり、代役アーティストをなんとか起用できたものの、タイムテーブルは二転三転。ステージフロアの後方ブロックには、大きなタイムテーブルのボードがあって、そこは正規の内容が記載。ただし、入場時に配布された携帯タイムテーブルにはさすがにそこまでの対応は無理で、代わりにアーティスト変更案内の紙を併せて配布することで対処。場内アナウンスでも、タイムテーブル変更を何度か告知していた。対処としては充分だが、逆に言えば、これしきのことがなぜ今までのサマーソニックでできなかったのか。


 全般的に大きな混乱はなかったように思うが、Korn、エヴァネッセンス、バックヤード・ベイビーズの意向により、前方ブロックへのペットボトル持込が禁止にというアナウンスが。初日はこうした規制はなかったとのことで、でもほんとにアーティストの意向なの?と首をかしげたくなる。そもそも、事前告知ではステージフロアへは水以外のペットボトル持込は不可とされていて、なのに入場時にそんなチェックはなし。それどころか、場内でも水以外の飲み物は平気でペットボトルとして売られている始末だ。








5. トータル 全体としてどうだったか

 マジック・ロック・アウトやカウント・ダウン・ジャパン・フェスなど、夏場のみならず冬場にも、フェスティバルは乱立しつつある。そうした中、ソニックマニアはサマーソニックと同様、2日間に渡って東京と大阪で同時開催し、出演アーティストをそれぞれ入れ替えるというアイディアを適用している。


 インドアオンリーということで、フェスそのものの楽しみは出演アーティストの顔ぶれに大きく依存する。個人的にはKornが5年ぶりに観られただけで満足だったが、一方で開催前にはドタキャンも相次いだ。来年以降も継続開催されるかどうかはわからないが、目玉となるアーティストをブッキングしていくことができれば、今後も魅力あるフェスとして成り立つと思う。

















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