Fuji Rock Festival'06 Day 2-Vol.2 Mystery Jets/The Hives/The Like







メンバー内に親子がいるということで、話題の方が先行していたミステリー・ジェッツ。フロントマンは息子のブレイン・ハリスンで、彼はキーボードを弾きながらメインヴォーカルを務めている。そしてお父さんのヘンリー・ハリスンは、ステージ向かって左の息子より若干距離を取ったところに立ち、ギターを弾きながらコーラスをこなす。頭髪こそ真っ白だが体形はスリムで、そして何より眼光が鋭く、ロックの魂が宿っている。演奏はギターを軸にしつつサイケデリックな雰囲気を漂わせるという感じで、パフォーマンスそのものではさほどのインパクトを得られなかった。しかし、新人でありながら既に不適な空気を漂わせていて、その底なし感が今後どう発揮されるかが楽しみである。





午前中は晴れ渡っていたにもかかわらず、いつのまにか雨が降っていた。こうなると、レッドマーキーは雨を避けようとする人が殺到して、アーティストが誰ということにかかわらず混み合ってくるのだが、私は逆にグリーンステージに向かった。


グリーンステージに登場したのは、スウェーデンのハイヴス。サマーソニックには何度か出演しているバンドだが、フジには初参戦だ。メンバーはみな黒づくめで、そして首には白いスカーフを巻いていて、マフィアを思わせる格好をしている。雨にもかかわらず、ステージ前方のモッシュピットにはかなり人が詰め掛けていて、彼らの人気の高さが伺える。音は、ガレージロックの中にパンキッシュな弾けたところが見え隠れするが、正直言ってインパクトはさほどでもなく、こんなものだったのかなあというところ。ヴォーカルはしきりにコール&レスポンスでオーディエンスを煽っていたが、口先ではなく演奏そのもので煽るべきではなかったのか。


再びレッドマーキーに舞い戻り、ザ・ライクを。女性3人組で、しかも3人のお父上がゲフィン・レコードのA&R(アーティストを発掘するのが仕事の人)、大物プロデューサーのミッシェル・フルーム、エルヴィス・コステロのバックに陣取るピート・トーマスという面々で、言わば単なるガールバンドではなく音楽セレブの申し子トリオだ。というわけでこちらも話題先行型だが、さてライヴの方はというと、基盤となるべきドラムがリズムをキープできず、ベースが刻むリズムもあやしく、素人目にも技術面がかなり厳しい。ギター&ヴォーカルが引っ張って、なんとかライヴを成り立たせているという具合だ。話題性は充分だし、音そのものはパワーポップ主体で決して悪くはない。第4のメンバーとなるべき人材、例えばプロデューサーとか、がいればもっといいバンドになるのでは。





この後はいったんゲートを出て、オフィシャルグッズ売り場に向かった。2日目の夕方ということで混雑も幾分緩和されてはいたが、それでも冷たい雨が降る中を1時間半近く並んで、ようやく買うことができた。アーティストグッズ売り場は時間を見計らえばそれほど並ばずに買うことができたが、こちらは前夜祭のときから慢性的に混み合っていた印象がある。今年が開催10回目で、オフィシャルTシャツを手にしたい人が多かったということなのかな。


(2006.8.25.)
















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