再びレッドマーキーへ。本国ではチャート上位に食い込んでいるというキーンを観る。ヴォーカル、ピアノ、ドラムの3ピースで、ギターレスの変則的な編成だ。音はメロディ重視であり、コールドプレイを大人しくしたような印象がある。しかしこのライヴの場では、ドラムのビートにメリハリがあり、そしてぽっちゃりめのヴォーカルがマイクコードを握りしめながら歌っている。実はこのヴォーカルくん、前日の自分たちと同じ時間帯に出演していたヤー・ヤー・ヤーズのライヴを観に来ていた。そこで、パフォーマーとして日本のオーディエンスを前にしたときに如何にあるべきかというのを、カレン・O嬢から吸収したのではないだろうか。終盤では大ヒット曲『Somewhere Only We Know』を放ち、すっかり場内を魅了した。
3日目の個人的な最大の目当ては、グレアム・コクソンだ。ブラー在籍時代からソロアルバムをこつこつとリリースしていたグレアムではあるが、そのライヴは日本どころか本国イギリス以外では拝めることはないだろうと思っていた。それが最新作の『Happiness In Magazines』では、音そのものが非常に前向きになっていて、いろいろゴタゴタしていたとは思えない、吹っ切れた内容だった。その前向きな姿勢はライヴ活動としても展開された様子で、今回の来日及びフジ参戦となった。