*

「 書籍 」 一覧

フィリップ・K・ディック『ユービック』

1992年。グレン・ランシターは、不活性者(超能力者に対抗しうる能力者)を集めた警備会社を経営していた。ある企業から依頼を受けたランシターは、超能力測定技師ジョー・チップと不活性者らを伴って月

続きを見る

Mishima: A Life In Four Chapters(1985年)

三島由紀夫最後の1日を軸にしつつ、三島自身の半生と、三島の3つの作品の映像イメージを挿入させた、複雑な構成の作品になる。 1975年11月25日。三島由紀夫は『豊饒の海』の最終編『天人五

続きを見る

三島由紀夫と一九七〇年

2021/11/24 | 近代文学

作家であり活動家でもあった、三島由紀夫。1970年11月25日に、『豊饒の海』を完結させた原稿を出版社の担当に渡すと、市ヶ谷の自衛隊駐屯地に出向く。バルコニーで自衛隊の決起を促し、その後割腹自

続きを見る

ダニエル・キイス『ビリー・ミリガンと23の棺』

連続強盗強姦事件の容疑者として逮捕されたビリー・ミリガンは、多重人格障害と診断されたがゆえに無罪となった。ノンフィクション『24人のビリー・ミリガン』はここまでを描いている。しかし、果たしてビ

続きを見る

ダニエル・キイス『24人のビリー・ミリガン』

1970年代後半のオハイオ州。3人の女性に対する連続強盗強姦事件が起こり、ビリー・ミリガンが逮捕・起訴される。しかしビリーは、事件のことを何も知らないと言う。弁護士は精神鑑定士を呼んで対応させ

続きを見る

  • 全て開く | 全て閉じる
PAGE TOP ↑