The Who Discography Album 70's

Live At Leeds
Sales Date:1970.5. Produce:The Who
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1. Heaven And Hell 8. I'm A Boy
2. I Can't Explain 9. A Quick One, While He's Away
3. Fortune Teller 10. Amazing Journey/Sparks
4. Tattoo 11. Summertime Blues
5. Young Man Blues 12. Shakin' All Over
6. Substitute 13. My Generation
7. Happy Jack 14. Magic Bus

 ツアーを重ね、またウッドストックやワイト島フェスなどへの出演も果たし、ライヴバンドとしての自信を深めたフーは、ライヴアルバムをリリースする構想を持つ。今作は70年2月のリーズ大学での公演の音源で、リリース時から25年に渡り、たった6曲のみの収録だった(内訳は、5、6、11~14)。それが95年に8曲が追加されて再発となり、ライヴの輪郭がより明確に(これに『Tommy』の曲が加わったのが、ライヴの全貌らしい)。フーのライヴ盤といったら、まずは今作から。ブートレッグを意識したようなジャケットは、ミッシェル・ガン・エレファントが初期映像集『Play Maximum Rockin' Blues』で引用している。







Who's Next
Sales Date:1971.8. Produce:The Who, Lit Lambert
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1. Baba O'Riley 6. Getting In Tune
2. Bargain 7. Going Mobile
3. Love Ain't For Keeping 8. Behind Blue Eyes
4. My Wife 9. Won't Get Fooled Again
5. Song Is Over

 『Tommy』に続くロックオペラ第2弾として、ピート・タウンゼントが構想を練っていた『Lifehouse』プロジェクト。しかし構想が壮大過ぎたために頓挫してしまい、収録予定だった曲がかき集められて制作された。しかし個々の曲の完成度は恐ろしいまでに高く、特にシンセサイザーを導入した冒頭の『Baba O'Riley』とラストの『Won't Get Fooled Again』は、『My Generation』に匹敵する、彼らのキャリアを代表する名曲になった。ピートも認めるフーのキャリア最高作であり、個人的にも生涯ベスト20に加えている、世紀の大傑作。ニッキー・ホプキンスが、ピアノで参加している。







Quadrophenia
Sales Date:1973.11. Produce:The Who
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1. I Am The Sea 6. I'm One
2. The Real Me 7. The Dirty Jobs
3. Quadrophenia 8. Helpless Dancer
4. Cut My Hair 9. Is It In My Head ?
5. The Punk And The Godfather 10. I've Had Enough
Disc 2 1. 5:15 5. Doctor Jimmy (Is It Me ?)
2. Sea And Sand 6. The Rock
3. Drowned 7. Love Reign O'er Me
4. Bell Boy

 『Lifehouse』プロジェクトは頓挫してしまったが、フーの勢いは留まるところを知らず、『Tommy』に続く2枚組大作が完成。モッズ青年が、青春や挫折を経て大人になるまでを描いている。しかし個人的には、そうしたドラマは映画「さらば青春の光」に任せておいて、ここではどっぷりと音楽そのものに浸りたい。前作を受けて各曲の完成度はいよいよ高くなり、聴いていて吸い込まれて行くような魅力を感じる。ラストの『Love Reign O'er Me』は、フーがたどり着いた極点であり、また、ローリング・ストーンズの『Memory Motel』、レッド・ツェッペリンの『Stairway To Heaven』と並ぶ、英国ロックバンドの3大叙事詩だと勝手に思っている。







The Who By Numbers
Sales Date:1975.10. Produce:Glyn Johns
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1. Slip Kid 6. Success Story
2. However Much I Booze 7. They Are All In Love
3. Squeeze Box 8. Blue Red And Grey
4. Dreaming From The Waist 9. How Many Friends
5. Imagine A Man 10. In A Hand Or A Face

 デビュー作で「老いぼれる前に死んでやる」と歌って以来、破竹の勢いで快進撃を続けてきたフーだが、さすがにここへ来てスローダウンした感がある。アコースティックギターやバンジョー、ウクレレなどの音色が印象的で、シンプルな曲調のものが多い。過度期だったのか、それともフーのアナザーサイドとして興味深く聴けばよいのか。『Who's Next』に続き、ニッキー・ホプキンスが参加。ジャケットのイラストは、ジョン・エントウィッスルの手によるものだ。







Who Are You
Sales Date:1978.8. Produce:Glyn Johns、Jon Astley
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1. New Song 6. Trick Of The Light
2. Had Enough 7. Guitar And Pen
3. 905 8. Love Is Coming Down
4. Sister Disco 9. Who Are You
5. Music Must Change

 パンク~ニューウェイヴ隆盛の中、追う者から追われる者へと立場を変えたフーが、悪戦苦闘しているさまが伺える。シンセサイザーの導入も功を奏しているとは言えず、中途半端で空回りの感が強い。しかし、タイトル曲だけは必殺のコーラスワークが冴え渡り、キャリアを代表する曲のひとつとして記憶されることに。フーの魅力のひとつは、肉体性溢れるパフォーマンスと、美しいコーラスの融合だ。しかしその肉体性の屋台骨を担っていたキース・ムーンが、今作のリリースから約1ヶ月後に亡くなってしまう。













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